【C大阪】苦難のプロ1年目を歩む18歳西川潤、高校恩師が感じた成長の跡

C大阪MF西川潤
C大阪MF西川潤

 今季、桐光学園高からC大阪に入団した注目ルーキー・MF西川潤(18)が、ついにピッチで輝きを放った。リーグ再開前日の7月3日に左大腿(だいたい)四頭筋を損傷。全治4週間と出遅れたが、今季公式戦初出場となった8月5日のルヴァン杯1次リーグ・浦和戦でプロ初アシストを記録。同15日の柏戦でプロ初ゴールをマークした。2日のルヴァン杯準々決勝・柏戦ではプロ初先発を果たすなど、復帰後は徐々に出場機会を得つつある。

 軌道に乗るまでは苦しんだ。チームの基本布陣「4―4―2」の右MFのポジション争いでは、守備戦術の理解に時間を要する一方で、J2山形から加入したMF坂元が台頭。新型コロナウイルス感染拡大の影響でJリーグが中断したことやけがも重なり、8月まで公式戦への出場機会には恵まれなかった。

 ピッチに立てなかったうっぷんを晴らすかのような活躍に、桐光学園高・鈴木勝大監督(42)の声も弾んでいるように感じた。プロ初ゴールを決めた柏戦の数日後に電話で話をうかがうと、試合はチェックしていたといい「試合が終わった後にラインしてます。良かったプレーに対してとかですね」と教え子へのフォローは今も欠かしていない。

 高校在学中だった昨季も、特別指定選手として公式戦4試合に出場した西川。高校時代からの変化について聞くと「Jリーグに順応してきていると思います。技術は以前からその水準にありましたけど、判断力もそこに近づきつつある」と確かな成長を感じ取っていた。コロナ禍で過去に前例のないシーズンを送っているとあって心配だったというが、着実に歩みを進めていることに安どしている様子が電話越しに伝わってきた。

 先日、チームのオンライン取材でロティーナ監督(63)が西川が成長痛を抱えていることを明かした。「まだ成長期なのか」と驚いたが、彼の伸びしろは身長だけじゃない。今後も過密日程で出番が増えることが予想できるなか、どんなプレーを見せてくれるのか。恩師とともに楽しみにしたい。(記者コラム・種村 亮)

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