柔道女子70キロ級・新井千鶴、五輪1年延期も「試練があるからこそ心技体が成長」

東京五輪柔道女子70キロ級代表・新井千鶴
東京五輪柔道女子70キロ級代表・新井千鶴
オンラインで取材に応じた新井千鶴
オンラインで取材に応じた新井千鶴

 柔道女子70キロ級で東京五輪代表の新井千鶴(26)=三井住友海上=が7日、オンラインで合同取材に応じた。五輪の1年延期が決まった当時の心境を「正直になくならなくて良かったというのが一番強かった。出場できるという希望が持てただけ良かった」と振り返り、「東京五輪で最高の結果を出すために1日1日を過ごしていこうと、今は強く思っている。そこが揺らぐことはない」と決意を語った。

 緊急事態宣言中は自室で器具を使わずに筋力トレーニングに励み、6月から段階的に道場での稽古を始めた。8月から所属の選手と乱取りを再開。現在は課題の組み手に重点的に取り組んでいるという。次戦は未定だが「海外選手もこの期間を使ってより研究してくると思うので、それを上回れるように自分も磨いていきたい」と力を込めた。

 リオ五輪で代表入りを逃すなど、悔しさを糧に2017年から世界選手権を2連覇した。当時と比べて「メンタルの面は成長している」と実感する。五輪の1年延期という事態にも「近付くけど遠のく。そういう感じですけど、過去を振り返ってもいろいろな試練がある中で、でも諦めずに、自分を信じて進んできたからこそ今がある。こういう過程があるからこそ、心技体がさらに成長していけるのかなと思う」と前を向いた。

 五輪の開催を危ぶむ声が高まっていることについても、動じていない。「東京五輪に限らず、これから自分の人生、いろいろ過ごしていく中で絶対はないと思う。そこはしっかり、この(延期の)経験も踏まえて頭に入っている。そう(中止に)なってしまったらどうしようと不安に思うよりも、今を大事に目を向けてやっていかなければ、その先もない。気にせず、自分自身は今を大事に過ごしていきたい」と力を込めた。

東京五輪柔道女子70キロ級代表・新井千鶴
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