将棋の里見香奈女流名人就位式 前人未到の11連覇を羽生善治九段が祝福

祝賀パーティーでゲストとして登場した羽生善治九段(右)から花束を贈られる里見香奈女流名人
祝賀パーティーでゲストとして登場した羽生善治九段(右)から花束を贈られる里見香奈女流名人

 将棋の第46期岡田美術館杯女流名人戦(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)で11連覇を達成した里見香奈女流名人(28)の就位式・祝賀パーティーが7日、東京都港区の明治記念館で行われた。花束贈呈ゲストとして羽生善治九段(49)が登壇し、快挙を祝福した。

 桃色と橙色を合わせた地に鮮やかな赤の花柄をあしらった振袖姿で登場した里見女流名人は「今回の女流名人戦は11連覇が懸かるということで、大変な関心を寄せていただきました。タイトル戦を戦うことは最大の勉強になるので、今回も大変貴重なシリーズを送ることができました。これから、もっともっと精進して参ります。過去に執着することなく、明日から一新して精進していきたいと思います。心より感謝申し上げます」と謝辞を述べた。

 清麗、女流王位、倉敷藤花と併せた女流4冠を保持する里見女流名人は今年1~2月の5番勝負で初めて室谷由紀女流三段(27)の挑戦を受けたが、振り飛車も居飛車も自在に操り、3勝0敗で退けて防衛した。

 11連覇は1981~90年度に女流王将を10連覇した林葉直子さん(52)を超える女流棋戦歴代単独最多記録。女流名人獲得11期も清水市代女流七段(51)の10期を上回る単独最多記録を樹立した。

 例年は桜舞う4月上旬に行う就位式も、今年は新型コロナウイルスの影響で延期に。通常は約150人の出席者が集まるが、3密を避けるため約30人に規模を縮小し、感染予防とソーシャルディスタンスを考慮して実施した。

 花束を贈った羽生九段は挨拶で「11連覇ということで大変な記録を達成されましたと思います。里見さんは難解な中盤の捻り合い、お互いに何をやればいいのか、どちらがいいのか、よく分からない局面で知らないうちに一歩抜け出す展開が非常に多くて、自力と強さを感じました。11連覇ですから実績的にも結果的にも伝説、レジェンドを呼ばれておかしくないものをもう残されていますが、まだまだ20代でお若いので、ますます今後精進され、女流棋界の力を向上させていってほしいなあ、と思います。ありのままで頑張っていただき、今後ますますの活躍を期待しています」と祝福した。

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