【秋田】能代西が人数不足で敗戦…能代松陽から4人借りるも、2人が負傷

スポーツ報知
鈴木の負傷で試合が中断され、マウンドに集まる能代西ナイン

◆高校野球秋田大会 ▽県北地区予選1回戦 能代松陽9-0能代西(能代西の人数不足で没収試合。6日・山田久志サブマリン)

 秋田の県北地区では、能代西が「単独廃校ルール」で能代松陽から選手4人を借り、10人で能代松陽との初戦に臨んだ。投手2人が負傷するアクシデントが発生し、人数不足から没収試合となり、0―9で敗れた。

 反撃の兆しが見えていた。0―5で迎えた4回表、能代西は、相手のエース・深堀虎童投手(2年)から3連打で2点を奪い2―5まで追い上げた。直後の4回裏、3回に右足首に打球を受け負傷交代した鈴木創太投手(2年)に代わり登板していた“助っ人”の能代松陽の三浦凌輔投手(1年)までもが、4回、右膝に打球を食らい負傷する事態に。交代可能な選手の人数不足により、没収試合での敗戦となった。能代西の藤田一輝監督(28)は、「ここからのところで、残念です」と無念さをにじませた。

 部員6人の人数不足を補い大会出場するため、能代西は今秋、“単独廃校ルール”を適用した。おなじ市内の高校である能代松陽から1年生選手4人を借り、10人で8月29日から練習を開始した。「実戦練習ができるようになっただけでなく、昨秋優勝校の礼儀や野球への姿勢など学ばせてもらうことが多く、選手にも刺激なっていた」と藤田監督。この試合でチーム初安打を放った諏訪歩夢二塁手(2年)は「おなじ能代西の鈴木とおなじくらい、松陽から来てくれた三浦のけがも心配」と話した。ピンチでは自然とマウンドに集まり声を掛け合うなど、チームワークも生まれつつあった。

 来春、能代工と統合する能代西にとって、現校名での公式戦は今大会が最後。9日の敗者復活戦に、負傷者が復活できるかが気がかりだ。「地域住民の応援も日々受け取っている。次の世代に良い形でつなぐため、試合はしたい」と指揮官は思いを口にした。負傷者の状態を確認しながら、次戦出場可否の最終判断を下すつもりだ。(小山内 彩希)

 ◇単独廃校ルール 部員不足の高校が近隣校から選手を借りて大会に参加できる特別措置。日本高野連が2000年に導入した。出場可能な自校部員が5人以上9人未満の場合、計10人になるまで補充できる。

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