◆中国六大学野球秋季リーグ戦 ▽第1週 環太平洋大4―3福山大(5日・倉敷マスカット)
中国六大学野球の秋季リーグが5日に開幕し、プロ注目右腕の福山大・山崎友輔投手(4年)が先発した。初回、2回と先頭打者に安打を許したが、併殺で切り抜け無失点に抑えた。最速149キロを投げた山崎だったが、5回1死から2本の長打や自らの送球ミスも絡み4失点。2アウトを取ったところで降板した。
山崎はベンチに下がったあと、熱中症の症状があったため、試合中に救急車で病院に運ばれた。巨人、ソフトバンクが視察に訪れ、巨人の岸スカウトは「全身を使って投げられるところが魅力。伸びしろを感じる」と評価した。
蔵田修監督は「(山崎は)受け答えができる状態。(秋季リーグ)初戦にかける思いが強かった分、それが出てしまったのかもしれない。次のマウンドにも上がってくれると思う」と右腕を思いやった。