◆イースタン・リーグ ヤクルト5―5巨人=延長10回規定により引き分け=(4日・戸田)
巨人のドラフト4位ルーキー・井上温大(はると)投手(19)が4日、イースタン・リーグのヤクルト戦(戸田)で、1回無安打1奪三振で、無失点と完璧な投球を見せた。
ベンチへ戻る野手陣を笑顔で迎えた。2点リードの7回から登板。3者凡退に抑えてベンチへ帰ると、明るい表情を見せた。145キロ前後の直球を軸に、スライダー、チェンジアップなどの変化球を低めに集めた。「良い精神状態でマウンドに上がれました。3軍で取り組んでいた、(ファール、見逃し、空振りを)意図したボールを投げることができました」と納得した。
7月26日のイースタン・ロッテ戦(東京D)で中継ぎ登板し、公式戦デビューした左腕。この日が公式戦3試合目となったが、2軍でも徐々に頭角を現してきた。「良いことは継続して、もっとレベルアップできる様にいろいろなことを吸収してアピールしていきたいです」と貪欲に成長を続ける。(中間 卓也)