仮面女子・猪狩ともか、マイノリティーの人達にも「たくさん劇場に来てもらいたいです」…“車椅子アイドル”対談中編

対談を行った(左から)中嶋涼子、曽塚レナ、三代達也氏、仮面女子の雪乃しほり、小島夕佳、猪狩ともか
対談を行った(左から)中嶋涼子、曽塚レナ、三代達也氏、仮面女子の雪乃しほり、小島夕佳、猪狩ともか

 車椅子で活動している最強の地下アイドル「仮面女子」の猪狩ともか(28)=スチームガールズ=が、来年に開催が延期された東京パラリンピック2020(8月24日開幕)に向け、同じ「仮面女子」の小島夕佳(24)=同センター=、雪乃しほり(29)=同リーダー=の2人、そして車椅子でマルチに活動している中嶋涼子(34)、三代達也氏(31)、曽塚レナ(31)=AMAX MUSIC=の3人と都内で対談を行った。東京パラ2020への思いやコロナ禍での活動などについて語り合った。(取材・構成 松岡 岳大)

 コロナ禍の中で、仮面女子は今年3月初旬に臨時休業した劇場公演を同7月1日に再開。センターの小島は「ライブをずっと待ち望んでいたので笑顔が溢れました。まずは医療関係者の方々に感謝の気持ちを持って、早く収束することを望んでいます」と話した。リーダーの雪乃も「ライブしたい欲求がこんなに高まったりとか、ファンの皆さんに会いたい、メンバーに会いたいという気持ちがすごくありました」と再開の喜びを語った。

 仮面女子のライブには猪狩にパワーを分けてもらおうと、車椅子ユーザーなどマイノリティー(社会的少数派)が来場することが多くなってきた。ニューシングル「祈りの空」を配信リリースした曽塚もその中の一人。「車椅子ユーザーは『自分が行っていいのかな』『邪魔にならないかな』と感じている人が思っている以上に多い。でも、私たちがライブに行っていると発信することで、出かけられるようになるのかなって」と話すと、猪狩は「仮面女子のライブに行っているよと(3人が)発信してくれると、じゃあ自分たちもと思ってくれる人が増えているはずだと思っています。そういう方々にもたくさん劇場に来てもらいたいです」と話した。

 雪乃も「車椅子の方々は前に来てくれることが多い。その方々に『楽しかった』『目が合ってうれしかった』と言われると、ちゃんと見えているんだ、よかったなと思います。そのことを意識してこれからもパフォーマンスをしていきたいです」と述べた。

 さらに曽塚は「いがともちゃん(=猪狩)がニュースになったりとか、私たちがライブを観覧していると発信することで、躊躇(ちゅうちょ)せずに出かけられるようになるのはすばらしいですね。また行かせてください」と希望した。

 これに猪狩は「車椅子に乗っている方が私たちのライブに行っているよと発信してくれると、じゃあ私たちも、と思ってくれる人が増えていると思っています。そういう方々にもたくさん劇場に来てもらいたいです」と笑顔で答えた。

 三代氏も「仮面女子の劇場には車椅子でも入れますと発信すると安心してくれるみたいで『じゃあ行ってみようかな』と反応してくれる人がいます」と続けると、この話にも猪狩は「沢山巻き込んでくださいね」と笑顔を見せた。=後編に続く=

 ◆猪狩 ともか(いがり・ともか) 1991年12月9日、埼玉生まれ。28歳。154センチ。最強の地下アイドル・仮面女子を構成する4ユニットの1つ「スチームガールズ」メンバー。2014年5月、アイドル研究生「スライムガールズ」としてステージデビュー。同年7月、オズの魔法使いをコンセプトとしたユニット「OZ」に昇格しライオンを担当した。15年3月に「仮面女子候補生」が結成されリーダーに就任。17年2月19日に仮面女子候補生を卒業し、仮面女子・スチームガールズ(スチガ)への加入式が行われた。スチガ加入1周年の18年2月に同ユニット・リーダーに就任。同4月11日に都内で強風によって倒れてきた看板にぶつかる大ケガを負い脊髄損傷。「両下肢麻痺」で車椅子生活になった。パラ応援大使。

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