【山形】山口とドローも6試合負けなし…GK櫛引政敏「守備は0に抑えられた」

スポーツ報知
後半、前線でボールをキープする山形FW山岸(中央)

◆明治安田生命J2リーグ第16節 山形0―0山口(2日・NDスタ)

 山形は2日、ホームで山口に0―0で引き分けた。試合を通して相手を押し込む時間を多く作ったものの相手の守備に跳ね返され、1点が遠かった。2トップの一角で先発したFW山岸祐也(27)は高いキープ力と正確なパスで好機を作り存在感を見せるもゴールを演出することはできなかった。次戦は中2日の5日に敵地で松本戦(午後6時、サンアル)に臨む。

 相手の体を張った守りを打ち破ることができなかった。試合は立ち上がりから山形が両サイドを使った攻撃を中心に攻め込むシーンを多く作る理想の展開。この試合まで6戦4発と好調のFW山岸を中心に決定機を作ったが、ネットを揺らすことはできず、0―0で前半を折り返した。

 後半も敵陣でのプレー時間を多く作った。相手にボールがわたっても鋭いプレスで奪い返し、好機につなげたが相手のブロックに跳ね返された。試合終盤には、カウンターからの一撃を狙う相手の攻撃にヒヤリとするシーンも見られたが、無失点で切り抜けた。しかし、7戦ぶりの無得点に終わった結果に石丸清隆監督(46)は「前にかける人数をもう少し前半から増やせばよかった。パスミスから流れを渡す点も反省材料」と厳しい表情だった。

 最下位に沈む山口を相手に勝ち点3を奪えず悔しさの残る試合になったが、直近6試合は負けなし(4勝2分)。次戦は中2日、敵地で松本と対戦。厳しい日程の連戦となる。安定したセービングで無失点に貢献したGK櫛引政敏(27)は、次戦に向けて、「全体で守備は0に抑えられた。攻撃でも後ろからボールをつないでいくチャレンジを続けていきたい。しっかり勝ち点3をとれるように頑張りたい」と前を向いた。(小林 泰斗)

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