マラソン野口のゴール取材に間に合った…カメラマンがファインダー越しに見た2004年アテネ五輪

アテネ五輪 女子マラソン 金メダルのゴールテープを切る野口みずき
アテネ五輪 女子マラソン 金メダルのゴールテープを切る野口みずき

 スポーツ報知のカメラマンが、五輪の現場で撮影した瞬間を振り返る企画の第4回は2004年アテネ大会。

 女子マラソンのゴールとなるパナシナイコスタジアムを目指す2人の日本人女性を“応援”していた。世界のライバルを退け、金メダルに輝いた野口みずきと、我が社の取材を手伝ってくれたアテネ在住のユリコ・カロギートンさんである。

 主な仕事は翻訳や通訳だが、手料理を差し入れてくれたりするお母さん的存在でもあった。別の取材が長引き、ゴール取材に間に合わないと困っていると「私の車で送ってあげるわ」と、真っ赤なルノーに乗せてもらい会場に向かった。

 普段のおしとやかな雰囲気とは真逆に細い路地を猛スピードで抜け、接触しそうになった対向車には「危ないじゃないの! 女だと思ってなめんじゃないわよ」と声を張り上げる場面も(ギリシャ語なのでよく分かりませんが恐らくこんな意味ではないかと…)。

 おかげで時間前に無事到着。スタジアムに現れた野口を見て、ゴールに間に合ったことと、日本人が金メダル獲得した喜びで「おめでとう野口、ありがとうアテネのお母さん」と歓喜の中でシャッターを押し続けました。(カメラマン・上村 尚平)

 ◆アテネ大会めも 日本選手団の金メダル16個の内訳は柔道8、競泳3、陸上2、レスリング2、体操1。レスリングは、この大会から正式競技に採用された女子で吉田沙保里、伊調馨が獲得。男子ハンマー投げの室伏広治は、ハンガリー選手のドーピング違反で繰り上げ優勝となり、大会後に日本での競技会でメダル授与式が行われた。

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