【特別企画】内川聖一バットからヒントを得て躍動…坂本勇人2000安打への道 残り61本

2014年4月10日、広島戦6回2号ソロを放った坂本
2014年4月10日、広島戦6回2号ソロを放った坂本

 巨人の坂本勇人内野手(31)の通算2000安打達成が期待される今季。スポーツ報知では「坂本勇人2000安打への道」と題して、これまでの勇人の活躍を、当時の記事で振り返る。

 * * *

◆巨人4-2広島(2014年4月10日・東京ドーム)〔勝]菅野 3試合3勝[敗]篠田 2試合1敗〔セーブ〕西村 6試合1勝4セーブ▼[本]=松山2号(菅野・5回)丸2号(菅野・6回)坂本2号(篠田・6回)▼[二]=小林、エルドレッド

 少しだけ表情を緩めた。坂本は白い歯をこぼし、チームメートとハイタッチを繰り返した。同点の6回1死。左腕・篠田の低めスライダーを完璧に捉えた。勝ち越しの2号ソロだ。

 「ドンピシャでした。うまく打つことができた。会心だったので、本塁打になると思っていました」。3月28日の阪神との開幕戦(東京D)以来、10試合ぶりの一発だった。 修正力の高さを見せた。4回無死一塁、内角をえぐる篠田のスライダーに一邪飛に倒れていた。勝ち越し弾は同じ球を打った。

「(前の打席は)もうちょっとのところ。同じ球でしたが、修正してうまく打てたと思います」と胸を張った。2回2死の右前打と合わせ、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 オープン戦中、両リーグ首位打者の実績を持ち、坂本が「天才」と評するソフトバンク・内川からバットを譲り受けた。広島との首位決戦前、内川の900グラムのバットを自身が使う915グラムにアレンジしたSSK社製のバットが手元に届いた。

 これまでのバットは芯が先端にあるパワーヒッター型だが、今カードでは、操作しやすい中距離打者タイプの「内川型」を手にして、9打数5安打と奮闘した。打率は3割5分までアップ。「継続していけるように。この3試合は感じが良かった」と声を弾ませた。

 前夜、三遊間でコンビを組む村田が左翼上空の天井に当てる推定150メートル弾を放った。「修さんは(本塁打打者を多く輩出する)ベネズエラの血が入っているんですよ」と祝福していたが、自身の勝ち越し弾も左翼席上段まで飛ばした。負けず劣らずの推定130メートル弾だ。

 この日、使用球(統一球)の反発係数が高く球が飛びやすいことが明らかになったが、若きリーダーには関係ない。「飛ぶようになったかは分からない。芯に当たれば、ボールは飛ぶので」。確かなパワーアップを感じさせる豪快弾だった。(小谷真弥)

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請