異例の若手余一会「小痴楽と若手の会」が大盛況 小痴楽「毎年やれれば、うれしい」

「柳亭小痴楽と若手の会」に出演した(前列左から)柳亭小痴楽、桂宮治、神田松麻呂(後列左から)瀧川鯉八、木本恵子、三笑亭夢丸、雷門小助六、柳亭楽ぼう
「柳亭小痴楽と若手の会」に出演した(前列左から)柳亭小痴楽、桂宮治、神田松麻呂(後列左から)瀧川鯉八、木本恵子、三笑亭夢丸、雷門小助六、柳亭楽ぼう

 新宿末広亭の8月余一会「小痴楽と若手の会」が8月31日、行われた。

 コロナ禍で間隔を空けて座るため人数制限があるものの、1階席と桟敷席は前売りで“完売”となり、2階席が開放される大盛況となった。

 昨年9月に真打ちに昇進した柳亭小痴楽(31)がトリを務め、顔付け(出演者の選出)も担当。「これからの芸協(落語芸術協会)はおもしろいという、精鋭の若手メンバーです」と先輩の雷門小助六(38)、三笑亭夢丸(37)に声をかけ、ユニット「成金」で一緒に活動した、今年5月に真打ちに昇進した瀧川鯉八(39)、来年2月に真打ち昇進が決まっている桂宮治(43)も出演した。

 夢丸は「千両みかん」、鯉八は自作の新作「長崎」、宮治は「つぼ算」、小助六は「七段目」、小痴楽は「らくだ」を熱演した。

 特別興行となる余一会で、若手の会は極めて異例。小助六は「声をかけてもらってありがたい。(小痴楽は)兄貴分であって子分肌、私たち上のことを立ててくれて、後輩の面倒見もいい」と感謝。小痴楽と前座修業をした夢丸も「(余一会は)選ばれしものしか出られない。彼(小痴楽)の温情でしょう。(前座時代に)クビになりかけたのを何度も見ている。一言でいうと“気遣いの出来るチンピラ”です」と小痴楽を称した。

 宮治は「若手だけでこういう会をやらせてもらえるのはありがたい。お客さんが来てくれて、時代が動いているのを感じます。そこに甘えないように頑張りたい」と話した。鯉八は「すてきな方々とご一緒できてうれしく思っています」と笑顔。5月からの真打ち昇進の披露目がコロナ禍で中止となり、10月に延期となったが「待っていてくれて応援してくれる人に感謝の気持ちでいっぱいです。5月にやるよりも良かったと言えるように頑張りたい」と話した。

 小痴楽は「楽しかった。僕仕切りじゃなくても、若手で毎年やれれば、うれしい」と話した。今後は落語協会、五代目円楽一門会、落語立川流、上方落語協会も巻き込み会派を越えての若手の会を模索している。「四派でも五派でもそろってやらせてもらえるなら、頑張ってメンバーを集めたい」と意気込む。

 将来の落語界を担う存在の若手落語家の活躍で、さらに落語界を活性化させそうだ。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請