【掛布論】モデル85年バース「3番・サンズ」反撃の後半戦へ打順固定を

1回1死一、二塁、サンズ(左)が先制3ラン本塁打を放ち、「ハッピーハンズ」でナインと喜び合う(カメラ・豊田 秀一)
1回1死一、二塁、サンズ(左)が先制3ラン本塁打を放ち、「ハッピーハンズ」でナインと喜び合う(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 広島3―5阪神(30日・マツダスタジアム)

 貯金1でシーズンを折り返した阪神は、首位・巨人を追いかける態勢が整ったと言える。先発投手力、近本の足、サンズの勝負強さ。この3つは他球団にとって脅威となる。後半60試合はその武器を前面に押し出して戦うべきだ。

 特に先発6枚の安定感は巨人や他球団と比べて段違いだ。高橋が復帰し、藤浪もローテで回れるまで戻ってきた。西勇、青柳、ガルシア、秋山を含めた6枚は、高いクオリティースタート(6投球回以上3自責点以下)率を誇り、ゲームを壊すことが少ない。そうなると、打線はリスクを背負ってビッグイニングを狙う必要はない。シンプルに1死二塁の形をつくり、1点ずつ積み重ねればいい。

 そのための最善のオーダーは3番・サンズ、4番・大山、5番・ボーアのクリーンアップとなる。1番・近本が出塁し、2番の送りバントから、サンズでかえす形だ。近本の足は無理に盗塁を仕掛けなくても、プレッシャーを掛けられる。この試合の10回のように2死二塁でサンズに回れば勝負を避けられる。1死二塁なら相手も敬遠しなかったはずだ。1985年の3番・バースのように、現チームの最強打者サンズを3番に固定すればいい。大山も、もう一度4番で固定してもいい頑張りを見せている。

 日本一に輝いた85年は200発打線という決め手があったが、今年のチームはそれに匹敵する「先発力」がある。9月4日からの甲子園での巨人4連戦。3勝1敗と勝ち越し、まずは5ゲーム差以内に迫れば、逆転優勝のチャンスが出てくる。(阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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