橋本五輪相、担当相外れても「どんな形に変わっても五輪に全力尽くすことに変わらない」

ライフル射撃の高校生オンライン大会を視察した橋本五輪相
ライフル射撃の高校生オンライン大会を視察した橋本五輪相

 橋本聖子五輪相(55)は30日、日本ライフル射撃協会主催の高校生オンライン競技会を都内で観戦し、大会終了後に取材に応じた。

 昨年9月に東京五輪・パラリンピックの担当相として初入閣を果たしたが、安倍晋三首相の辞任に伴い、安倍氏と同じ派閥の橋本氏は、新総裁次第で五輪相のポストから外れる可能性もある。報道陣から「五輪相は全うしたいか」との質問に「それは私が決められることではないので」と明言を避けたが、「どんな立場に変わっても五輪に全力を尽くすことには変わらない」と述べた。

 この日は、新型コロナの影響で中止になった全国高校選手権の代替大会を視察。世界初の試みとなるオンライン対戦による競技会だったが、「3密」を避けた環境で行ったため、コロナ禍以前よりも参加者が1・5倍以上の約800人が参加したことに関心を示した。「強化の立場として見ると、参加選手が増えたことでタレント発掘がいままで以上になる。ここはいいヒントを得た」と高く評価した。

 古巣のスケート界ではフィギュア男子の羽生結弦(ANA)がコロナ感染リスクを考慮してGPシリーズの欠場を発表したばかり。これには「競技者は発揮をする場所があって初めて競技者とも言われる。アスリートとしての仕事と言いますか、そういった環境を整えてあげないと。協会側、スポーツ団体が見いだして行かないと」と語った。

 オンラインによるフィギュアの競技会の実施の可能性には「相当なカメラをつけて採点ということになるし、いろいろ課題はある」としつつも「(オンラインが)新しいスポーツの時代を担っていくかも知れない」と私見を述べた。

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