【清水】今季最悪の5失点、J1通算400勝は4度目のお預け

スポーツ報知
川崎相手に5失点で敗れ肩を落とす清水イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第13節 川崎5―0清水(29日・等々力)

 清水エスパルスはアウェーで首位・川崎に0―5で大敗し、3連敗を喫した。前節から中2日で先発を8人変えた川崎に対し、清水は前節・横浜C戦(22日)から中6日にも関わらず序盤から圧倒され、今季最多5失点。川崎には公式戦10戦勝ちなしとなり、J1通算400勝は4度目のお預けとなった。

 差は歴然だった。序盤から、攻撃に出てもすぐにボールを奪われ、ゴールを襲われた。今季初先発のGK大久保が好セーブも見せるも、前半21分にビルドアップのミスから先制点を献上。反撃のため前がかりになった後半29分に0―3とされると、緊張の糸が切れて5失点。被シュート33本の完敗にMF中村は「質が一つ一つ違いすぎた。前半から普段しないようなプレーをしていた。ボールを怖がっていた」。相手が中2日で清水は中6日というアドバンテージもあった。DF立田は「お手本のようなサッカーをされた。大久保さんがいなかったらもっと失点していた」とうなだれた。

 開幕1週間前に行われたルヴァン杯第1節でも同じ等々力で川崎と対戦し、1―5。だが、今回はシュートは相手の5分の1以下の6本しか打てず、無得点だった。中村は「練習のぬるさが今日の試合に出たと思う。こんな不甲斐ない試合をしてはいけない」と差が広がった危機感をあらわにした。

 守備陣も3戦12失点でリーグワースト(29日時点)の29失点になった。アウェーでは今季6戦勝ちなし。立田は「この結果を軽く受け止めてはいけない」と話した。(山田 豊)

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