棄権撤回の大坂準決勝で快勝「勇敢ではない。やるべきことをやったまで」

大坂なおみ(ロイター)
大坂なおみ(ロイター)

 ◆テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン第6日(28日・米ニューヨーク) ▽女子シングルス準決勝大坂なおみ(日清食品)6―2、7―5メルテンス(ベルギー)

 世界ランク10位で第4シードの大坂なおみ(22)=日清食品=が快勝で決勝に進出した。人種差別に対する抗議の意思表示として一度は棄権を表明。しかし27日の試合を全て延期した大会側と長時間の協議を重ね、「より抗議運動への注目を集めることができる」として求めに応じて出場を決めた。一連の行動に世界中の注目が集まる中、4大大会2度優勝の元女王として、プレーで結果を残した。

 試合後、オンラインで行われた会見の主な一問一答は以下の通り

 ―棄権する意向である声明を出し、その後撤回した経緯は

 「準々決勝が終わった後、NBAが行っていること(抗議活動で試合延期)を見て、私も声を上げなくてはいけないと感じた。代理人に連絡をして話し合い、(女子ツアーを統括する)WTAに連絡をいれた。WTAは意見を支持して試合の1日延期を決めたので、私は声明を投稿した。みんなを混乱させてしまったのは、私は27日にプレーするつもりがないと言ったのであって、大会を棄権するつもりはなかった。目まぐるしい感じがして、昨日はあまり寝られなかった」

 ―あなたにとって勇気ある行動だったのか

 「自分が勇敢だとは思っていない。やるべきことをやったまで。投稿した時はテニス界隈が騒がしくなる程度だと思った。届く範囲が分かってなかった。人々が私のことについて話すのを見るたびに不安になって、少し恐ろしくて、電話の電源を切った。正直、こういう状況に自分の身を置いたことが少し愚かだったと思う」

 ―日本でも大きな反響がある

 「声明を投稿した主な目的は、知ってもらうことだった。できればみんなに議論してもらいたい。それが1番の理想で目指すところ」

 ―他の選手の反応は

 「みんなとても良かった。でもそれは私を知っているからだと思う。いまは(新型コロナウイルス対策で)隔離された空間で生活しているから、あまり多くの選手とは会っていない。でも今日接触があった選手はみんな、とても協力的でいる」

 ―決勝に向けて

 「彼女とは去年の全仏で対戦した(大坂の勝利)けど、たぶん彼女が最も得意なコートはハードで、私もそう。おもしろい試合になる」

 ―試合後、左太もも裏を気にしていた

 「少しずつ疲労がたまっていて、それはもうコントロールできないこと。(ツアー中断で)長い間、試合をしていなかったことも影響していると思う。寝て起きたら良くなっていることを期待している」

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