【静岡学生】日大国際、連覇へ…急成長した4年生・野田康平が初登板で導く

最後のリーグ戦に向け闘志を高める日大国際・野田
最後のリーグ戦に向け闘志を高める日大国際・野田

 静岡学生野球秋季リーグは29日、清水庵原球場などで開幕する。昨秋王者の日大国際は、これまで一度もリーグ戦登板のない野田康平投手(4年・日大三島)の評価が急上昇中。遅咲き右腕がラストチャンスで輝き、連覇に導く。優勝校は10月24、25日に行われる東海秋季選手権(三重)に出場。同選手権の1位が明治神宮大会の切符をかけた東海・北陸・愛知3連盟王座決定戦(10月31日、11月1日・愛知)に進む。

 待ち焦がれた舞台に立つチャンスがやってくる。日大国際・松崎裕幸監督(51)は「野田は急成長した。登板することは十分あると思う」とV2へのキーマンに指名。大学生活最後のリーグ戦を迎える右腕は「悔いが残らないようにやります」と表情を引き締めた。

 三島市出身で三島シニアから日大三島入りした“地元っ子”だ。182センチの長身を生かし同高から投手に挑戦したが、3年夏にようやく背番号18でベンチ入りするも登板機会はなし。日大入学後もチームは19年春を除き全季優勝しているが、自身がリーグ戦のマウンドに上がることはなかった。昨秋「このままでは終われない」と一念発起。敬遠していたウェートトレを週4日、腹筋や体幹トレも交互に毎日行うようになった。

 昨年72キロだった体重は現在82キロ。今夏の杏林大とのオープン戦では自己最速の141キロを記録した。指揮官は「球種は“企業秘密”だけど変化球もかなりいい。各大学が苦しんでくれれば」とニヤリ。右腕も「三振が狙える場面ではどんどん狙います」と予告した。

 今春リーグ戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、代替トーナメントは雨天のため準決勝で打ち切られ日大国際と東海大海洋の両校優勝となった。同大会後、4年生の約半数は就職活動優先のため引退したが、自身は野球を続けることを選んだ。「(春中止は)残念だけど秋があることを信じてやってきた。神宮まで行きたいです」。神宮大会進出なら県勢初。待ちに待った思いをすべてボールに込める。(武藤 瑞基)

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