【巨人】菅野智之、歴史的9連勝「勝ち続けたい」120試合20勝へ好ペース

】開幕9連勝を挙げ、金色の星を胸と手にポーズをとる菅野
】開幕9連勝を挙げ、金色の星を胸と手にポーズをとる菅野
7回に走者一掃の二塁打を放った菅野は、ベンチに向かってガッツポーズ(カメラ・橋口 真)
7回に走者一掃の二塁打を放った菅野は、ベンチに向かってガッツポーズ(カメラ・橋口 真)
G開幕9連勝以上の投手
G開幕9連勝以上の投手
菅野の今季投手成績
菅野の今季投手成績

◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―8巨人(25日・神宮)

 菅野がジャイアンツ史に残る偉人たちに続いた。7回2失点の力投。打っても、7回に満塁の走者一掃の二塁打。開幕9連勝は巨人では1966年の堀内恒夫以来54年ぶり、そのシーズンの開幕投手では38年春のスタルヒン以来82年ぶりとなった。チーム3連敗以上は今季3度目だったが、全てエース菅野がストップさせた。打線も、坂本の12年連続2ケタ本塁打となる10号ソロなど、今季最多の18安打でヤクルトを下した。

 菅野が二塁塁上で大きく拳を挙げた。勝ち越しに成功した直後の7回2死満塁での打席で、前進守備の左中間を破る走者一掃の二塁打。原監督ら首脳陣、選手もベンチ全員ガッツポーズ。「まぐれだと思うけど打てて良かった」。チームが一つになり、喜びの声が上がった。

 立ち上がりは、積極的なヤクルト打線につかまった。先頭から3連打などで2失点。大城とベンチで意見交換し、フォークをうまく使った。見事にはまり、4回から4イニング連続で3者凡退に封じ込めるなど2回以降は無失点で乗り切った。

 エースの力投に打線が応えて逆転勝利。神宮での公式戦では1勝6敗と苦戦していたが、4年ぶりの白星とした。7回を91球で5安打2失点、6奪三振で無傷の9連勝。防御率も1・61とリーグトップを保った。開幕9連勝は堀内以来54年ぶり、開幕投手では38年春のスタルヒン以来、球団82年ぶりという快挙を達成。「ここまできたら勝ち続けたいなというのは正直あります」と本音を明かした。

 開幕延期により、シーズン143試合が120試合に減った今季。だが、菅野は、チーム54試合目で10試合に登板し、早くも9勝目を挙げた。「20勝したら見えてこなかった景色もたくさん見えてくると思う。20勝は一度やってみたい」。試合数が減っても20勝という目標を変えなかった。その数字も現実的になってきた。

 入団時から常にチームを引っ張る存在だったが、苦しんだ時は「何で勝てないんだろうとか、運が悪いとか思っていた」という。だが、17年に17勝、18年は15勝を挙げ、2年連続沢村賞を獲得。そこで意識が変わった「運もあるけど、ある程度自分で何とかできると確信した。勝ち星は自分で引き寄せられる―」。自分が粘ればチームの勝ちに貢献できる。だから、「20勝」が菅野には見えている。この日の試合もエースが引き寄せた形だった。

 カード初戦を勝ち、チームの連敗は3で止まった。菅野は今季4度目の連敗ストップに貢献。負けたら苦しくなるという試合で常に流れを止め、良い流れを持ってきている。「一試合一試合を振り返るとまだまだ良くなる期待がある」と現状に満足せず、更なるレベルアップを求める。菅野がいる限りチームは勝利に進み続けるに違いない。(玉寄 穂波)

 大城卓三と新たな引き出しで修正…菅野智之に聞く

 ―尊敬する斎藤雅樹の8を超える開幕9連勝。

 「斎藤さんの記録は1つも抜けないと思っていたので、1つ抜けてうれしいです」

 ―神宮は18年CSでノーヒットノーランも、公式戦では通算1勝6敗だった。

 「何か神宮となるとヤクルトの選手も違うような感じがして。今日も初回にバンバンと点を取られてやっぱり厳しいのかなと正直頭によぎったんですけど、でも、そこに打ち勝つだけの準備を今週してきましたし、うまく2回以降は修正して結果的に勝てたことを自分の中で財産にしたいです」

 ―2回からフォークを有効に使った。

 「(初回は)ある程度、まっすぐ、スライダーで来ていて、うまくコンタクトされていた。思い切って今までにないような配球をしていこうと大城と話し合って。フォークもボール球じゃなくてゾーンに投げようかとか。左打者には外のツーシーム系が良かった。今日のは新しい引き出しです」

試合詳細
】開幕9連勝を挙げ、金色の星を胸と手にポーズをとる菅野
7回に走者一掃の二塁打を放った菅野は、ベンチに向かってガッツポーズ(カメラ・橋口 真)
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