崖の上のヤギの「ポニョ」スタジオジブリも認めた…名前使用確認に快諾、29日から千葉県「佐倉草ぶえの丘」で一般公開

スポーツ報知
25日のポニョ。人が近づいても落ち着いている(むつざわヤギ牧場提供)

 人気アニメ映画「崖の上のポニョ」を手掛けたスタジオジブリも“公認”の公開だ。千葉県佐倉市の京成線沿いの斜面に、2か月以上すみ着いた後に保護されたヤギが、同市の公共施設「佐倉草ぶえの丘」で29日から一般公開されることが25日、明らかになった。飼い主の志々目(ししめ)邦治さん(63)が、ヤギに「崖の上(斜面)にいるから『ポニョ』」と名づけ、話題になっていた。

 佐倉市は公開を前に、ジブリから「ポニョ」という名前の使用許可を得たという。農政課は「作品になっているお名前なので、簡単に使っていいものかと思い、直接確認したところ、『ポニョという名前を使う分には問題ない』と快諾していただいた」と話した。

 ポニョは生後約6か月のメスで、5月中旬~下旬に高さ約1メートルのサクを跳び越え、志々目さんの元から脱走。近所の斜面にすみ着いていたが、今月11日に「むつざわヤギ牧場」(睦沢町)に捕獲され、現在も同牧場で保護されている。ポニョをペットショップで購入した志々目さんが、佐倉市に対し「行政には大変お世話になったので、草ぶえの丘で皆さんに見て喜んでもらえたら」と無償譲渡を申し出た。

 草ぶえの丘は、子供たちが自然の中で農業体験や動物とふれ合うことができ、ヤギも8頭飼育。しかしサクが高さ約1メートルしかないため、ポニョは当面、跳び越えられないように約2メートルのサクの中で単独飼育される方針だ。近くに「ポニョ」のネームプレートや、「崖の上」にいた頃の写真を掲げる計画もあるという。むつざわヤギ牧場の川和秀夫牧場長(57)は「完全に人に慣れた様子で、草ぶえの丘に行っても安心だ。食欲も旺盛、夏バテもしていない。大丈夫でしょう」と太鼓判を押した。

 同市は「ポニョには早く環境に慣れてもらい、皆さんに元気なところを見ていただきたい」と話す。名前も相まって一躍、人気ものとなりそうだ。(竹内 竜也)

 ◆崖の上のポニョ 08年7月に公開されたアニメの巨匠・宮崎駿監督が原作、脚本も手掛けた映画作品。人間になりたいと願うさかなの子・ポニョと、5歳の少年・宗介の物語。CGを一切使わず、宮崎監督がすべて手で作画した。声優は山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージら。172日間の興行で1287万人を動員。興収155億円。「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が歌う主題歌「崖の上のポニョ」は同年のNHK紅白歌合戦でも披露された。

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