【ソフトバンク】直近2戦とも6失点の千賀滉大、エースの意地…7回2安打0封「やっと先発らしい仕事ができた」

7回無失点で5勝目を挙げた千賀は、8回に2点適時打を放った川瀬(左)とお立ち台で笑顔(カメラ・石田 順平)
7回無失点で5勝目を挙げた千賀は、8回に2点適時打を放った川瀬(左)とお立ち台で笑顔(カメラ・石田 順平)

◆パ・リーグ ソフトバンク4―0オリックス(25日・福岡ペイぺイドーム)

 自分を信じ、腕を振った。2点リードの7回、3四球を与えて自ら招いた2死満塁のピンチ。千賀はロドリゲスに対し、フォークを3球続けた。今季は思うように操れていない宝刀だが、この日は本来のキレだった。「とにかく0を頭に置きながらしっかり投げられた」と少しだけうなずいた。

 直近の2試合はともに6失点。味方の失策をカバーできず大量失点した姿を「千賀が悪い。エースと言われてるんだから」と柳田に叱咤(しった)され、工藤監督からは「勝利という答えを出すのがエース」と厳しい言葉も投げかけられていた。ふがいない自分が腹立たしかったが、エースとしてチームを支えてきた和田の様々なアドバイスに救われた。「和田さんが時間を使ってくれた。やっと先発らしい仕事ができた」

 直球も本来の球威を取り戻し最速159キロ。140キロ台のカットボール、フォークも交えて今季最長の7回を2安打無失点に抑え、山本に負けじと毎回の9三振を奪った。昨年、最多奪三振(227個)のタイトルを獲得し、奪三振率(規定投球回以上)11・33でシーズン記録を更新した千賀に、“剛腕対決”の軍配は上がった。

 エースが復活ののろしを上げ、3連勝で首位キープ。貯金を今季最多タイの9に戻した。秋山幸二前監督を抜き、球団4位の監督通算457勝を挙げた工藤監督は「責任感を持って7、8、9回と投げていってほしい」と今後の完全復活に期待。千賀は「この時間を乗り越えないといけない。逃げずに戦っていきたい」と力を込めた。(戸田 和彦)

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