“ミライ☆モンスター”松本圭佑 「打たせないで打つ!」 24日のデビュー戦はプロ20戦のベテラン

前日計量を終え、リモートでの会見に臨んだ松本圭佑
前日計量を終え、リモートでの会見に臨んだ松本圭佑

◆プロボクシング ▽56キロ契約6回戦 松本圭佑(大橋)―三宅寛典(ビックアーム)(24日、東京・後楽園ホール)

 川嶋勝重、八重樫東らの世界チャンピオンを育てた大橋ジムの名トレーナー・松本好二氏(50)の長男・松本圭佑(20)が24日にデビュー戦を迎える。相手はプロ9勝(1KO)9敗2引き分けの三宅寛典(32)=ビックアーム=。前日23日には都内で計量に臨み、松本はリミット、三宅も300グラムアンダーでともにパスした。

 人生初のプロでの計量を終えた松本は、リモートでの記者会見に応じ「計量はスムーズにいきました。一発クリアです。調整がうまくいって、体重は案外、すんなりと落ちました」。計量数日前から水分摂取を極力抑える、いわゆる“水抜き”を実施したため、前日の段階で「まだ2~3キロあって、父も心配していた」という。だが、息子は「自分よりも神経質になっている」という名伯楽をさらにヤキモキさせながらも、きっちりと準備を整えてみせた。

 2018年全日本選手権バンタム級準優勝などの実績がある松本。フジテレビ系「ミライ☆モンスター」で何度も紹介されているホープだ。父の好二トレーナーは元日本、東洋太平洋フェザー級王者で、3度の世界挑戦の経験を誇る。指導者としても川嶋勝重、八重樫東ら世界王者を育て、エディ・タウンゼント賞を受賞している。

 松本は東農大の同期生・中垣龍汰朗と同様、東京五輪への道を断たれた後に大学を辞めて2月にプロ入りを表明した。「父を超えるにはイコール、世界チャンピオンになること」と、父が3度挑戦して果たせなかった世界王者を目標に掲げている。

 当初は5月28日(後楽園ホール)にデビュー予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため、中垣とともにデビュー戦は8月24日まで持ち越された。「でも、実家に帰って父と接する時間が増えたし、ボクシングに意識して取り組む時間が長くなった。僕にとってはプラスになったと思う」

 計量で三宅と対面したが、「とても腰の低い人で、2人して『よろしく』と。にらみ合ったり、バチバチすることもなかったです」と振り返った松本。「ただ、キャリアもあって、腰の低い人だけに怖いと感じる。そういう真摯(し)な人だから、より一層気持ちが入りました」と表情を引き締めた。「6ラウンドやるつもりで闘えば、倒すチャンスも出てくると思う。打たせないで打つこと。相手を完封すれば、父も喜んでくれるはず」。リカバリーのために、好二トレーナーはおかゆを持たせてくれた。塩味などはつけず、お餅を入れた“松本家特製”。文字通りの「未来モンスター」になるため、父に力水ならぬ“力餅”をつけてもらい、初陣のリングに向かう。

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