渡部大介、優勝で漫画「はじめの一歩」登場権獲得「インパクトのあるキャラに」

後楽園ホールの観客席には漫画「はじめの一歩」の登場人物のアバターパネルが置かれた
後楽園ホールの観客席には漫画「はじめの一歩」の登場人物のアバターパネルが置かれた

◆プロボクシング ▽はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント決勝8回戦 ○渡部大介(判定)草野慎悟●(22日、東京・後楽園ホール、観衆442)

 人気ボクシング漫画「はじめの一歩」(作・森川ジョージ)の週刊少年マガジン連載30周年を記念して開催されたフェザー級トーナメント決勝は、日本同級4位の渡部大介(29)=ワタナベ=が2013年東日本新人王・草野慎悟(31)=三迫=に判定勝ちして優勝。賞金100万円と、原作漫画に登場する権利を獲得した。渡部は5回に強烈な右でダウンを奪うと、終盤は距離を詰めて相手の攻撃を封じた。最大で5ポイント差がつく3―0で快勝した。戦績は渡部が11勝(6KO)4敗2分け、草野が13勝(5KO)9敗1分け。

 渡部は必死に拳を振った。5回、東洋太平洋11位、日本4位のランカーが打ち込んだ右ストレートが伸びて、13年東日本新人王がダウンした。6回以降は頭を下げて距離を詰めて、試合をコントロール。ジャッジ1人が78―73をつけるなど3―0で初代王者となった。

 「こういうトーナメントで優勝するのは初めて。うれしくて、泣きそうになった」と渡部。賞金100万円とともに憧れの漫画に登場できることを聞かれると、「いたなぁ、というのではなくて、何かやらかすような、忘れられないインパクトのあるキャラに描いてほしい」と“おねだり”だ。

 コロナ禍で自粛期間中は思うような練習ができず、休業した所属ジムも資金調達のため、クラウドファンディングを行った。優勝はジムにとっても朗報だった。

 観客席では442人の間に、試合を盛り上げるため、漫画の登場人物パネルが約170体並んだ。合計“612人”の祝福を背に、渡部が誇らしげに手を上げた。(谷口 隆俊)

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