藤井聡太2冠、詰将棋選手権でも6連覇目指す 過去2冠以上の参戦例なしも「毎年の楽しみ」

昨年3月31日の詰将棋解答選手権チャンピオン戦でV5を達成した藤井聡太七段(当時)(右)に賞状を授与する柳田明さん
昨年3月31日の詰将棋解答選手権チャンピオン戦でV5を達成した藤井聡太七段(当時)(右)に賞状を授与する柳田明さん

 20日に将棋の8大タイトルの一つ、王位を奪取し、棋聖と合わせ史上最年少での2冠を獲得した藤井聡太2冠(18)には、来夏に予定される両タイトルの防衛戦の前に、防衛記録を伸ばしたい別の“タイトル”がある。昨年まで史上最多の5連覇を達成している「詰将棋解答選手権チャンピオン戦」だ。

 同選手権実行委員長で、全日本詰将棋連盟会長の柳田明さん(64)は「(飛車を切って銀を取った)王位戦決定局の封じ手△8七同飛成にはビックリ。どんな時にも最善を追求して踏み込む姿勢は素晴らしい。これからも私たちを魅了する将棋を指してください」と喜んだ。

 藤井は8歳で初参戦。奨励会二段だった2015年3月開催の第12回大会で12歳にして史上最年少V。「ギリギリとはいえ、小学6年生の優勝はニュースター誕生を思わせました」と衝撃を振り返った。

 詰将棋の経験値が、藤井の終盤力を支えている。「頭の中にCPUが3つぐらい入っているイメージ。盤駒を動かしても読み切れない詰将棋を、あれほどのスピードで解くのは驚異という他ない」(柳田さん)。

 今年3月に予定されていた第17回大会は新型コロナウイルスの感染防止のため中止。来年の開催も収束次第だが、タイトルホルダーの出場は11年に広瀬章人王位(当時)、19年に広瀬竜王、斎藤慎太郎王座があるだけ。2冠以上が参戦した例はないが、藤井は同大会を「毎年の楽しみ」と話している。柳田さんは「防衛とかいう以前に、藤井さんが出てくだされば、たぶん誰も勝てない」と早くもV6に太鼓判を押した。(筒井 政也)

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