俳優の木村拓哉(47)が、日産自動車の新ブランドアンバサダーに就任することとなり、20日、YouTube上で行われたオンラインイベント「ALL NISSAN MEETING」にメッセージを寄せた。
22日から放送されるCMは、木村が日産の往年の名車を乗り継いでいき、生まれ変わった日産の象徴として発表された新型電気自動車「アリア」に乗り込む内容。木村の力強い声で「上等じゃねえか、逆境なんて。待っても来ない夜明けなら、こっちから迎えに行こうぜ。さあ行くぞ、もう一度」と語りかけている。
日産は元会長のカルロス・ゴーン被告(66)による特別背任事件などで苦境が続いているが、星野朝子副社長は「今こそ技術の日産でこの逆境を乗り越えていくという、われわれの気概を『上等じゃねえか、逆境なんて』という言葉に込めた」と説明。再び立ち上がる姿勢を説得力を持って伝えられるアンバサダーとして「木村さん以外に思い当たる方はいなかった」といい、同社の顔を木村に託したという。
オンラインイベントに登場した木村は、従業員に向けてスピーチ。「自動運転技術の進歩に本当に驚かされました。皆さんが、熱意をもってこだわり抜いていることが伝わりました」とコメント。実際に同社の自動運転技術を体験した映像も流され「ヤバい。(すごすぎて)笑っちゃう。勝手にウィンカーが!」と大興奮。「作った人すごい」と敬意を表した。
CMについても改めて語り「(従業員の)皆さんの『どんな逆境だって乗り越える』という、熱い気持ちをメッセージに込めさせていただきました」とエール。「新たな時代の幕開けを楽しみましょう。やっちゃえ、NISSAN!」と同社のキャッチコピーとともに呼びかけた。