【札幌】ルーカスフェルナンデス、後半44分土壇場で同点弾…本拠50勝ならずも

スポーツ報知
前半、ゴール前の混戦でボールクリアする札幌MFルーカスフェルナンデス(中央)

◆明治安田生命J1リーグ第11節 札幌1―1大分(19日・札幌厚別公園競技場)

 北海道コンサドーレ札幌が土壇場で連敗を3で止めた。今季リーグ初開催の札幌厚別に大分を迎えた一戦は、試合の流れを終始握りながらも、前半ロスタイムにセットプレーの流れから失点。それでも、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)のもと攻撃的姿勢を貫き、後半44分にMFルーカスフェルナンデス(26)が値千金の同点弾。1―1で勝ち点1を積み上げ、次は26日の横浜M戦(日産ス)に臨む。

 J1ホーム通算50勝はお預けも、総力戦で勝ち点1はもぎとった。後半44分、MFルーカスフェルナンデスが右サイドから自慢のドリブルでエリア内に侵入し、右足で同点弾。「狙い通り。決められて良かった」と喜ぶ今季リーグ2点目が、敗戦寸前のチームを救った。

 今季リーグ初開催の聖地・札幌厚別で、らしい攻撃サッカーを貫いた。昨季本拠、敵地とも1●2で敗れた大分は、ペトロヴィッチ監督が広島監督時代にコーチを務めた片野坂知宏監督(49)が指揮。昨年から3度目の“師弟対決”に「チーム一体で勝利を」と強い決意で臨んだ。前半は0トップを採用し、最前線MF荒野拓馬(27)中心に連動して徹底的にプレス。奪ったボールは素早く動かしゴールに迫った。前半終了間際の失点は痛かったが、後半も攻撃的選手を次々投入。再開前の7月千葉キャンプでも再三共有された「0に抑えようと思ったら点は取られる。自分たちが4~5点取るんだ」という熱いメッセージに選手も呼応し、土壇場で同点劇が生まれた。

 FW鈴木武蔵(26)はベルギー1部・ベールスホットへ完全移籍が決まったが、公式戦5戦全発のエースが抜けても、この日各選手が見せ続けた「ゴールを目指す」「規律を守り、走り、球際で戦う」姿勢こそが、18年就任以来、指揮官が植え付けてきた札幌の強みだ。23日の鳥栖戦が新型コロナの影響で中止となり、次は26日の横浜M戦。回復する時間も1週間ある。「2点目だけが入らなかったが最後まで札幌サッカーは貫けた」とルーカスが代弁した言葉通り、スタイルは曲げず、次こそ勝利をつかみ取る。(川上 大志)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請