J1清水のMF金子翔太(25)が17日までに新型コロナウイルス感染拡大の影響で廃棄の危機にある食材をヘルプするプロジェクト「Rescue Hero(レスキューヒーロー)」に参加することなった。参加に当たり、「この素晴らしいプロジェクトに関わることができ、大変嬉しく思います。僕たちJリーガーは日頃より、たくさんの方に支えていただいています。コロナウイルスの影響を受けている生産者の皆様の助けとなるよう、精いっぱいやらせていただきます」とコメントした。
現在、同プロジェクトにはレスキューヒーローサポーターとして全国を5つの地域に分けてJリーガーが活動。金子は中部のメンバーの一員として今後フードロスをなくす活動を推進していく。
金子が参加するきっかけになったのは8月8日のJ1第9節の清水―札幌戦。前半終了間際に清水がPKを獲得し、キッカーは金子。PK前に札幌の荒野が金子に「右下蹴るね?」、「金子君が蹴るの?」、「今年これ決めたら何点目?」とささやき戦法を使い、話題になっていたが、そのことがきっかけとなり、レスキューヒーローの発起人でもある荒野の関わる活動に参加することになったという。荒野は「8月8日の試合のときに、自分が話しかけたことをきっかけに、試合後SNSを通じて直接連絡をとる感じになりました」と明らかにした。
レスキューヒーローはコロナ危機で廃棄の危機にある食材を使った商品などを公式サイト(http://www.rescuehero.net)などで販売している。荒野は「こういったサッカーの試合を通して活動に参加してくれたり、そういった思いのある選手が参加してくれることをうれしく思います」と話している。当初は北海道で始まったが、各地のJリーガーたちが賛同して全国規模に拡大している。