全日本スキー連盟は17日、都内で会見し、海外での代表強化合宿を今月末から再開する方針を示した。
アルペンスキーのスイス・ザースフェー合宿(8月27日出発)を手始めに、9月にモーグル、10月にクロス、11月にノルディック複合やジャンプの合宿を検討している。皆川賢太郎・競技本部長は「国民としてのルールを守った上で渡航し、雪上に立ちたいという目標を掲げている。状況を管理し、できる最大をやっていきたい」と話した。
全日本連盟は、「キャピタルメディカ」と提携。新型コロナウイルスへの対応について情報や助言を得ながら、安全な活動のあり方を模索している。コロナ禍で先行きが見通せない中、22年には北京五輪が控える。ノルディック複合で五輪2大会連続銀メダルの渡部暁斗(北野建設)は「コロナ禍だからこそ心の底からスポーツを楽しむことを思い出せたなというのがあった。北京五輪はあるかないか、本当に信じられない部分はあるが、それはそれで置いておいて、まずは自分が上達することに楽しみを持ちながら、日々探求していきたい」と意気込んだ。