【川崎】静岡学園高DF田辺秀斗が仮契約「プロ1年目からスタメン」目標

川崎入りが内定し、優勝旗の前で活躍を誓う静岡学園DF田辺
川崎入りが内定し、優勝旗の前で活躍を誓う静岡学園DF田辺

 静岡学園高サッカー部のDF田辺秀斗(3年)が13日、静岡市葵区の同校でJ1川崎フロンターレと来季加入の仮契約を交わした。田辺は昨年度の全国高校選手権でレギュラーを務め24大会ぶりの優勝に貢献した、身長180センチの右サイドバック。50メートル5秒9と抜群の身体能力を誇り、「プロ1年目でのスタメン入り」を目標に掲げた。

 川崎のユニホームを身につけた田辺は、報道陣に囲まれて「プロは夢だった。うれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。現在8連勝中でJ1リーグの首位。そんな日本のトップチームから声をかけられて「驚いています」と素直な心境も明かした。

 小1でサッカーを始めたが、高1までは無名。年代別日本代表などの経験もなかった。だが高2の春にセンターバックからサイドバックに移って才能が開花した。50メートル5秒8のMF松村優太(19、現鹿島)との俊足コンビで右サイドを突破し続けて、全国制覇に貢献。今年2月にはU―18日本代表に選ばれた。昨年5月から注目していたという川崎の向島建スカウト部長も「選手権でも試合を重ねるごとに成長していた。堂々としていてメンタルも強そう」と高く評価する。

 川崎では現在、日本代表MF大島僚太(27)、MF長谷川竜也(26)、FW旗手怜央(22)と静学OBの3選手が活躍中だが、川口修監督(47)は「高校時代のスピードや身体能力では田辺がNO1。テクニックは(4人の中で)一番下だけど、必ずうまくなります」と期待する。川崎のほかにも、複数のJ1チームからオファーが来ていたという。

 もちろん、これがゴールではない。技術レベルの高い川崎で激しい競争が待っている。「これからがスタート。静学の先輩に負けじと頑張って、1年目からスタメン入りできるよう頑張りたい。そして将来はヨーロッパや世界でやれる選手になりたい」と田辺は気を引き締めた。

 その前に選手権が待っている。「打倒静学」に燃える県内外のライバルを倒して「全国で優勝します」と大型DFは2連覇を宣言。高校日本一のタイトルを再び手にして、プロの世界へ飛び込む。

(里見 祐司)

 ◆田辺 秀斗(たなべ・しゅうと)2002年5月5日、京都府生まれ。18歳。小1でサッカーを始め、精華西中時代は奈良YMCAでプレー。180センチ、71キロ。血液型O。家族は母と祖父母。

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