後楽園ホールでプロボクシング客入れ興行 迂回入場など細心のコロナ感染防止策

コロナ騒動以降観客を入れて初めて試合が行われた
コロナ騒動以降観客を入れて初めて試合が行われた

 プロボクシングの“聖地”後楽園ホールで、5か月半ぶりの客入れ興行が行われた。新型コロナウイルス感染拡大のため、2月27日の興行を最後に中止または延期に。7月12日の愛知・刈谷興行から再開されたが、後楽園ホールではここまで4度の興行はいずれも無観客試合だった。

 全席指定で1席ごとに着席した観客は飛まつ防止のため、大声は出せないことから、好打が決まると、長く大きな拍手でエールを送った。観客は検温と手指消毒をして、マスクやフェースシールドを着用して入場。“密”にならないよう、エレベーターは使用せず、5階までは階段を使い、隣接の展示会場を通る、う回入場だった。万が一、感染者が出た場合の情報提供を受けるため、入場券の半券裏に連絡先など記入。終了後は規制退場に協力した。

 試合ごとに、防護服を着用した係員がリングのロープやコーナーサイドを消毒。プロモーターの三迫貴志・三迫ジム会長は「客入れ興行は、あらゆることが違うし、ものすごく気を使います」と、徹底的に感染予防に努めたことを明かした。

 三迫ジムの兒玉麗司は、相手選手の棄権で、この日予定していたデビュー戦が中止に。三迫会長は元日本スーパーライト級王者で、現日本ウエルター級王者・小原佳太との公開スパーリングを用意した。ヘッドギアなしの3分×2ラウンドの“デビュー戦”に20歳の若武者は、世界経験もある東洋大の偉大な先輩の胸を借りて躍動。左右のワンツーやカウンター気味の左が入った時には、ファンも思わず声を上げた。

 実施されたのは3試合。メインイベントは日本フェザー級タイトルマッチで、王者・佐川遼(三迫)が同級9位・竹本雄利(クラトキ)相手に2度目の防衛戦を行った。三迫ジムからは観客の入場誘導など運営の手伝いに来た選手や練習生の姿もあり、まさにジムを挙げて試合を盛り上げた。

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