筒香2号 苦悩乗り越え53打席ぶり快音で5連勝に貢献

筒香嘉智外野手(ロイター)
筒香嘉智外野手(ロイター)

 レイズの筒香嘉智外野手(28)が12日(日本時間13日)、敵地でのレッドソックス戦に「6番・左翼」で先発出場し、3回1死二塁から右翼へ2号2ランを放った。7月24日の開幕戦(対ブルージェイズ)以来15試合、53打席ぶりのアーチは貴重な追加点となって、5連勝に貢献した。

 完璧に捉えた。相手右腕ゴットリーの初球、88マイル(約142キロ)のカットボールは右翼スタンドに消えた。打球速度は104マイル(約167キロ)。飛距離405フィート(約123メートル)と会心の2号2ランだった。

 「ベンチが沸き立った。彼は、素晴らしい選手なんだ。(日本の野球に)大きな敬意を払うけれど、DH制のないチームから、こっちにきて、違う国で新しく色々なことを学んでいるんだ。彼の笑顔が見られて嬉しくなった」。筒香の苦悩を知るキャッシュ監督の顔がほころんだ。

 開幕戦で初安打初本塁打と鮮烈デビューを飾ったものの、その後はメジャーの洗礼を受けた。7月31日のオリオールズ戦の第1打席で二塁打を放ってから、25打席連続ノーヒット。直球主体に攻め込まれ、打率は1割台に。バットを変えたり、オールドスタイルからソックスを中にするなど、何とか流れを変えようとした。

 兆しが見えたのは、7日のヤンキース戦。田中将大投手と日本人対決に挑み、一邪飛と中飛に倒れたが、抑えた田中が「2打席目は捉えられていた。長打になってもおかしくなかった」と振り返り、翌8日は右腕コールに12球粘って四球を選ぶなど内容は良くなっていた。10日のレッドソックス戦で8月初安打し、この日のアーチにつながった。

 「チーム全体、攻撃が噛み合って、守備でもいいプレーがたくさん出た。徐々に本来の姿になりつつある」と指揮官。9回の守備からベンチに退いたが、左翼の守備でもダイビングキャッチを披露するなど好守も見せた。これで先発試合は11試合連続出塁。このまま上昇気流に乗れば、5連勝レイズの勢いは更に加速する。(一村 順子)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請