原英莉花「世界で戦う」同い年の渋野日向子の全英Vで「私もという思い芽生えた」…インタビュー

練習グリーンで笑顔を見せる原英莉花(カメラ・今西 淳)
練習グリーンで笑顔を見せる原英莉花(カメラ・今西 淳)

 女子プロゴルフの今季国内ツアー第2戦、NEC軽井沢72(長野・軽井沢72G北C)が14日から3日間、開催される。6月の今季開幕戦、アース・モンダミンカップで5位と活躍したツアー通算1勝の原英莉花(21)=日本通運=が11日までにスポーツ報知の取材に応じ、約2か月ぶりのツアー再開へ意気込みを語り、早ければ再来年から米ツアーに参戦するプランも明かした。(取材・構成=宮下 京香)

 原の表情は明るかった。6月の今季ツアー開幕戦で5位と好スタートを切った。ツアー第2戦、NEC軽井沢72への抱負を語った。

 「うれしいですね。アース(・モンダミンカップ)の後も体力づくりをメインにトレーニングをしてきた。上位で争いたい」

 前年2位の雪辱を誓い挑んだアース―では初日68で首位と2打差の7位と好発進。7打差の17位から出た最終日はショットとパットがかみ合い、この日のベストスコアタイの67をマーク。5位に入るも、優勝には届かず、悔しさも残った。

 「もうちょっとできたという思いがある。今季は全ての試合で優勝する気持ちでやりたいんです」

 昨季終了後のオフには21年の米ツアー予選会を受けると決心していた。

 「4年前から夢だった東京五輪の出場が厳しくなり、私の夢は何なのかと考え直した。世界で戦いたい思いが強かった」

 昨年、同い年の渋野日向子が米メジャー、AIG全英女子オープンを制したことも決心のきっかけになった。

 「シンプルにすごいなと。私も世界で戦いたいという思いが芽生えた」

 2月に推薦で出場した米ツアー・ISPSハンダ女子オーストラリア・オープンで日本勢最高の25位と健闘したが、帰国後、すぐに自粛期間に。師匠の尾崎将司(73)がいるジャンボ邸には行けず、横浜市の自宅で孤独に調整してきたが、前向きに励んだ。

 「家で野球のバットスイングやダンベルを使ったりと、普段はやらないトレーニングにも取り組めた。こんな状況でもしっかり体力をつけられた」

 昨年10月には高校時代から交流がある巨人・原辰徳監督(62)と食事をする機会に恵まれた。そこで授かった金言を戦いの中で大事にしている。

 「原監督から試合の中で『嫌なことが頭によぎったら、一回手で払うといい』と教わりました。悩んでいる時はよくやっています」

 コロナ禍で21年の米ツアー予選会は中止が決まった。22年以降についてはまだ未発表だが、原の志に揺らぎはない。今季は2次予選会までが免除となる世界ランク75位以内に入ることが目標だ。

 「世界ランクを上げたいので、複数回のツアー優勝が必要になってくる。米ツアーに行ったら、“世界一”を目指して長い旅をしたいですね」

 師匠の尾崎も成し得ていない“世界一”の夢へ、原はさらなる飛躍を目指す。

 ■ミズノ社クラブ愛用お気に入りは9番アイアン

 原は高校1年時からミズノ社のクラブを愛用し、現在はブランドアンバサダー契約を結ぶ。クラブについて、「アイアンがすごく良くて、9アイアンがお気に入り。ドローもフェードも同じ感覚で気持ちよく前に飛んでいく、ピンに絡めるクラブです」と、うなずいた。昨季ツアーでドライバー平均飛距離253・33ヤードの飛ばし屋は相棒とともにツアー2勝目を目指す。

 ◆原 英莉花(はら・えりか)1999年2月15日、横浜市生まれ。21歳。母のすすめで10歳から競技を始め、神奈川・湘南学院高1年時、尾崎将司に弟子入り。18年プロテストに2度目の挑戦で合格し、昨年6月のリゾートトラストレディスでツアー初優勝。昨季ドライバーの平均飛距離は253・33ヤードの4位。世界ランクは100位。173センチ、58キロ。趣味は音楽鑑賞で、シンガー・Uruの「頑な」がお気に入り。

ゴルフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請