【ソフトバンク】恐怖の2番・柳田悠岐「気持ちで」2発…打率、本塁打2冠「『千賀が悪い』と言いました。エースと言われてるんだから」

ソフトバンク・柳田悠岐
ソフトバンク・柳田悠岐

◆パ・リーグ ソフトバンク8―7オリックス(11日・福岡ペイペイドーム)

 ボールが右中間テラスに消えると、柳田が右腕を突き上げた。1点を追う6回2死一、二塁。ヘルメットが脱げるほど、斎藤のスライダーに泳がされながらも、バットのヘッドを利かせた打球が放物線を描いた。2回の中越え2ランに続く一発は楽天・浅村、西武・山川らに並ぶ14号逆転3ラン。「技術的なことは分からないですが、気持ちで打ちました」と胸を張った。

 言動に主軸としての責任がにじんだ。「川瀬が塁に出てチャンスをつくってくれたので、打席が回ってきた時に絶対にかえしてやろうと思った」。5点リードの5回。5年目・川瀬の2失策が絡んで無死満塁。最後はT―岡田に千賀が満塁アーチを被弾し、逆転を許した。その川瀬が6回1死から四球で出塁し、チャンスメイク。自身も若手時代、先輩にミスを何度も救ってもらった。本塁を踏んだ後、出迎えた川瀬の頭をポンポンとたたいた。

 豪快さと心優しさを併せ持つ大砲。だが、能力を認めるからこそ千賀には厳しかった。「(川瀬に)『お前は悪くない。千賀が悪い』と言いました。エースと言われてるんだから(踏ん張らないと)」と同期入団の右腕にカツも入れた。

 「奇跡のようなホームラン。あれだけ泳がされて、あそこまで飛ばすのは柳田くんしかいない」と工藤監督も逆転弾に脱帽した。2戦連発、今季2度目のマルチ本塁打で打率、本塁打でリーグ2冠。「あんまり興味がないというか。チームのために試合に出続けたい」。左膝裏のけん断裂に泣いた昨年の経験から1年間、走りきることが目標。楽天と首位を並走するチームを勝利に導くアーチ、ヒットを積み重ねた先に、打撃タイトルも見えてくる。(戸田 和彦)

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