【箱根駅伝担当記者の目】コロナ影響でケニア人留学生来日できず…予選会は日大や拓大ピンチ

昨年10月の予選会で、陸上自衛隊立川駐屯地内をスタートする各大学の選手たち
昨年10月の予選会で、陸上自衛隊立川駐屯地内をスタートする各大学の選手たち

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は11日、第97回大会の予選会を10月17日に陸上自衛隊立川駐屯地内(東京都)の周回コースで開催すると発表した。新型コロナウイルス感染防止対策としてコースを変更し、ハーフマラソン(21・0975キロ)の非公認コースとして無観客で実施する。例年、終盤の起伏に富んだ国営昭和記念公園内が選手を苦しめているが、今回は平坦なコースで“高速決着”が見込まれる。主催者は開催に向けて慎重に協議を重ねる一方で「今後の社会情勢次第では会場の変更や中止の可能性もある」と説明した。

  • 主な予選会出場予定校
  • 主な予選会出場予定校

 コロナ禍の影響はコース変更だけではなく、ケニア人留学生にも及んでいる。前回の本戦でシードを逃した10校と、前回の予選会で11~20位の計20校で留学生を擁するチームは5校。そのうち、拓大のレメティキ(2年)と日大のドゥング(2年)は、まだ来日できていない。レメティキは本戦2区で区間2位、ドゥングは前回予選会個人4位で共にチームの大黒柱だ。

 拓大の山下拓郎監督(35)は「(レメティキは)8月中には来日予定です。ただ、チームに合流するためにはケニア出国前と日本に入国前にPCR検査を受けて陰性が確認された上で、入国後、2週間、隔離生活を送る必要があります」と話す。ドゥングも同様の状況だ。

  • 去年までと今年の箱根駅伝予選会コース比較

    去年までと今年の箱根駅伝予選会コース比較

  • 第97回箱根駅伝シード校
  • 第97回箱根駅伝シード校

 予選会まで、あと約2か月。隔離生活の2週間は質の高い練習は出来ず、部屋の中で自転車型トレーニングマシンなどで負荷をかけることくらいしかできない。拓大と日大がマイナス材料を抱えていることは否定できない。その一方で国士舘大のヴィンセント(3年)、山梨学院大のムルア(2年)、駿河台大のブヌカ(3年)らはチームで順調に練習を積んでいる。

 あと約2か月に迫った予選会。その戦いは混とんとしている。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)

 ◆箱根駅伝予選会開催要項

 ▼日時 10月17日午前9時35分スタート(予定)

 ▼競技方法 全選手がハーフマラソンを一斉スタート。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。上位10校が本戦の出場権を獲得する。

 ▼関東学生連合 予選会で敗退した大学から個人成績を中心に選考。1校1人に限定し、これまで本戦出場経験がない選手が対象。外国人留学生を除く。本戦ではチーム、個人ともに順位がつかないオープン参加。

昨年10月の予選会で、陸上自衛隊立川駐屯地内をスタートする各大学の選手たち
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