池江璃花子594日ぶり実戦復帰 29日東京都特別水泳50メートル自由形エントリー

約1年7か月ぶりの復帰レースが決まった池江璃花子
約1年7か月ぶりの復帰レースが決まった池江璃花子

 白血病で長期休養していた競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=の約1年7か月ぶりの復帰レースが11日、決定した。29日の東京都特別水泳大会(シニアの部、東京・辰巳国際水泳場)の女子50メートル自由形にエントリーした。当初出場を目指していた27日の日大・中大対抗戦の中止が決まり、日程が近い大会への出場に切り替えた。実戦出場は19年1月の三菱養和スプリント以来となる。

 池江がレースに帰ってくる。27日の日大・中大対抗戦の中止を受け、復帰プランを再検討。2日後の29日、東京都特別水泳にエントリーを決めた。50メートル自由形は、自身が日本記録を持つ種目の一つ。実戦は昨年1月13日の三菱養和スプリント以来、594日ぶり。慣れ親しんだ辰巳国際水泳場が、その舞台になる。

 当初は対抗戦に出場する方向で調整しており、コロナ禍でスケジュールを修正した。所属する日大水泳部で、男子部員1人の感染が判明。7月末から部活動も休止となり、最終的にこの日、感染者10人以上になっていたことが分かった。池江自身も部の休止に伴い自宅待機しており、プールでの練習は行っていない。対抗戦では複数種目にエントリーの可能性もあったが、慎重に段階を踏む意味もあり、最終的には西崎勇コーチ(41)らとも話し合って50メートル自由形一本に絞った。

 池江の今の最大の目標は、日大の一員として10月2~4日の日本学生選手権(インカレ、東京・辰巳国際水泳場)に参加すること。同選手権の個人種目に出るには、昨年4月以降に標準記録(女子50メートル自由形は26秒86)を突破していることが最低条件。その上で、長水路(50メートルプール)のタイムで上位32人(種目によって40人)に入っている選手のみとなる。闘病していた池江は、事前の大会で記録を残す必要があった。

  • 池江復帰までの歩み

    池江復帰までの歩み

 白血病との闘いから昨年12月に退院し、プールに復帰したのは今年3月。コロナ禍での練習自粛を経て、5月下旬からは本格的なトレーニングに移行し、週4日ペースで練習を積んできた。7月2日の練習を公開した際には「試合に出て状態をチェックして、それ以上に強くなる方法を見つけていきたい」とレースへの意欲を見せていた池江。病を克服し、大きな一歩を踏み出す。

 ◆池江と50メートル自由形 過去に5度日本記録を更新。今の日本記録24秒21は18年4月6日の日本選手権でマークしたもの。最初の記録更新は中学3年時の16年2月のコナミオープンで出した24秒74。そこから約2年で5度という驚異的なペースで日本記録を出し続けた。

 ◆東京都特別大会 新型コロナウイルス禍による主要大会中止で、出場機会を失った選手を救済するため、東京都協会が企画。今月中旬から9月にかけて競泳、水球など各種目を行う。競泳・シニアの部は29、30日に辰巳国際水泳場で予定され、男女各17種目を実施。各選手は1日1種目、合計2種目までエントリーが可能。トップ選手では萩野公介(ブリヂストン)らも出場を予定。

約1年7か月ぶりの復帰レースが決まった池江璃花子
池江復帰までの歩み
すべての写真を見る 2枚

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請