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【エルムS】怪物クロフネの再来だ!松田厩舎の芝G1馬タイムフライヤーがダート重賞初制覇

タイムフライヤー(左)が横綱相撲でライバルを圧倒。右は3着のアナザートゥルース
タイムフライヤー(左)が横綱相撲でライバルを圧倒。右は3着のアナザートゥルース

◆第25回エルムS・G3(8月9日、札幌・ダート1700メートル、良)

 第25回エルムS・G3が9日、札幌競馬場で行われた。1番人気に支持された芝のG1馬タイムフライヤー(ルメール)が横綱相撲で2馬身差の快勝。1年前からダート路線に転向したハーツクライ産駒が、ダート重賞初制覇を飾った。芝&ダートのG1を制したクロフネは、松田厩舎が育てた“二刀流”の怪物。今秋は大先輩の背中を追って、武蔵野S(11月14日、東京)からチャンピオンズC(12月6日、中京)へ向かう。

 ダート新時代の幕開けだ。4頭が直線の入り口で横一線に並んだ中から、1番人気のタイムフライヤーは力強く抜け出した。最後は追いすがるウェスタールンドに2馬身差をつけて、2連勝でダート重賞初制覇だ。ルメールは「前回(マリーンS1着)ですごくいい競馬をしていたので、絶対にダートで重賞を勝てると思っていた」と、喜びから興奮気味にまくし立てた。

 2歳時にホープフルSでG1馬に輝いたが、翌年の牡馬クラシック戦線では結果を出せなかった。「成績が不安定な時は、トモ(後肢)の疲れを引きずり、(状態を)戻すのを心配する時期が長かった」と松田調教師。それでも成長力に富んだハーツクライ産駒らしく、5歳を迎えて本格化。前走のマリーンSを横綱相撲で快勝して、まさに機は熟していた。

 昨年のエルムS(6着)からダート路線に転向して、今回は過去最高馬体重の490キロで出走。松田師は「ダートを使っていくと体が増えていって、どんどんダート向きになっていく」と、納得の表情でうなずく。かつて管理した名馬クロフネは、01年に芝のNHKマイルCを勝ち、その年の秋には武蔵野S、ジャパンCダートと砂路線に転向して、“二刀流”のG1馬に育てられた。適性を探って、馬を“進化”させるのは、名伯楽の経験のなせる業だった。

 秋の始動戦は武蔵野Sが有力。その先にはチャンピオンズCでの芝、ダート双方でのG1制覇も視野に入ってくる。「この馬がとても好きです。これからも絶対にいい結果を出せると思う」とルメール。怪物クロフネの再来を予感させる走りだった。(坂本 達洋)

 ◆タイムフライヤー 父ハーツクライ、母タイムトラベリング(父ブライアンズタイム)。栗東・松田国英厩舎所属の牡5歳。北海道白老町の(有)社台コーポレーション白老ファームの生産。通算成績は20戦5勝。総収得賞金は1億9825万8000円。主な勝ち鞍はホープフルS・G1(17年)。馬主は(有)サンデーレーシング。

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