【ソフトバンク】優しき2年目イケメン右腕・板東湧梧、プロ1勝…勝利球「母に渡したい」

プロ入り初勝利を挙げ、工藤監督(右)から祝福された板東(カメラ・佐々木 清勝)
プロ入り初勝利を挙げ、工藤監督(右)から祝福された板東(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 楽天1―3ソフトバンク(6日・楽天生命パーク)

 記念球をギュッと握り、板東は喜びを実感した。「早く飾りたい。母(美佐子さん)に渡したいですね…」。プロ2年目、5試合目の登板で初勝利。プロ初先発した7月30日の西武戦(ペイペイD)は5回途中5失点で初黒星を喫したが、この日はオープナーの笠谷を3回から救援して3イニングを1安打無失点に抑え、チームを再び単独首位に押し上げた。

 自主練習期間中だった5月、「強い球を投げたい」と決意。久保2軍投手コーチの勧めもあり、トルネード気味にフォームを変更した。ファームで直球は初めて150キロを計測。自信をつかんだ。この日は4回に味方が2点を勝ち越し。「(初勝利を)意識しないように」と自身に言い聞かせ、5回1死一塁では浅村を二ゴロ併殺に仕留めた。

 18年のドラフト4位。昨年は1位の甲斐野ら同期の投手が全員が1軍を経験する中、自身は春先にインフルエンザを2度発症する不運に見舞われた。オフには球団スタッフの計らいで、18年限りで引退した沢村賞右腕・摂津正氏との対面が実現。摂津氏が長崎県内で主催する釣り大会に参加し、守護神の森ら計10人でイカ釣りを楽しんだ。同じJR東日本グループ(JR東日本東北)からプロ入りした偉大な先輩の背番号50を与えられ、ひそかに恩返しも誓っていた。

  • 鳴門高時代の板東
  • 鳴門高時代の板東

 徳島・鳴門市出身で板東姓。同郷のスターにはかつて徳島商、中日で活躍したタレント・板東英二がいる。「とにかく優勝のために、戦力になれるよう頑張ります」。端正なマスクにも看板選手の素質を秘める新星。いくらでも働く場所はある。(長田 亨)

 ◆板東 湧梧(ばんどう・ゆうご)1995年12月27日、徳島県生まれ。24歳。鳴門高で2年春から4季連続甲子園出場。3年時はエースとして春夏全6試合を投げ抜き、夏の8強入りに貢献。JR東日本を経て、18年ドラフト4位でソフトバンク入団。昨年1軍登板がなく、今年7月14日のオリックス戦(京セラD)でプロ初登板。181センチ、78キロ。右投右打。年俸950万円。独身。

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