【ヤクルト】連敗ストップの勝利セレモニーが「中断」 リクエストで判定覆り再開も無事白星

9回、併殺判定が広島のリクエストで1アウトという判定に変わり、審判に抗議する高津監督(左) 
9回、併殺判定が広島のリクエストで1アウトという判定に変わり、審判に抗議する高津監督(左) 

◆JERAセ・リーグ ヤクルト9―5広島(6日・神宮)

 一度は「試合終了」となりながら、リクエストで判定が覆り試合続行となるハプニングはあったものの、ヤクルトが連敗を4で止め、借金生活転落を免れた。

 4点リードの9回1死一塁。打者・長野の二遊間への低いライナーを二塁・宮本が横っ飛びで止めた。二塁塁審・佐々木はダイレクト捕球と判定して右手を上げた。一方、ワンバウンド捕球と思った宮本は二―遊―一の併殺を狙って遊撃手・エスコバーにトス、ボールは一塁に転送された。

 一塁にはダイレクトと判断して戻った走者の堂林と、全力疾走で駆け抜けた打者走者の長野。一塁塁審・原は右手を上げてアウトの判定。併殺で試合終了のはずだった。

 しかし、ここで審判団が集まって協議。宮本の打球処理はリクエストの対象ではないが、協議の上で佐々木塁審が場内マイクで「ダイレクト捕球、走者が戻れず併殺で試合終了」とアナウンスした。

 ところが、連敗脱出を喜ぶヤクルトナインが勝利の「エアハイタッチ」を始めてから数秒後に、再び佐々木塁審がマイクを手に「失礼しました。佐々岡監督より一塁アウトの判定に対してリクエストがありました」とアナウンス。ヤクルトナインの勝利セレモニーは中断された。

 リプレー検証の結果、ボールが一塁に達した時に、堂林は長野を避けようとしてベースから離れていたものの、その前に一度ベースを踏んで「帰塁」していた。一塁手の村上は離れている堂林に直接タッチはしておらず、長野の通過後に再び一塁に戻った堂林は「セーフ」と判定され、2死一塁で試合続行となった。

 結局、次打者の鈴木が中飛に倒れて試合終了。ヤクルトナインはファンの拍手の中で改めて勝利セレモニーを行った。リプレー検証での判定に異議を唱えることは禁止されているが、判定後に審判団に歩み寄って説明を聞いた高津監督は試合後、「まぁ、審判にも難しいプレーだったからね。それがリクエストで覆ったということ」と話した。

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