久保建英、ビリャレアル来季期限付き移籍へ 技術重視で最も能力伸ばせる…現地記者が見た

久保建英
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 サッカースペイン1部Rマドリードの日本代表MF久保建英(19)が来季、同1部ビリャレアルに期限付き移籍することが6日、決定的となった。5日付の現地紙「as」が獲得交渉が合意に達したと報じると、「マルカ」も追随。国内2大スポーツ紙が間もなく正式発表されるとし、マルカ紙は21―22年シーズンにRマドリードに復帰する可能性もあると伝えた。また久保の来季について、現地でスポーツ報知の通信員を務める豊福晋氏が「占った」。

  • ビジャレアルの来季予想布陣
  • ビジャレアルの来季予想布陣

 世界トップクラスの選手たちと並び、移籍市場を騒がせた「KUBO」の行き先がビリャレアルに落ち着きそうだ。Rソシエダード、セビリア、オサスナにグラナダ。国外ではバイエルンといううわさもあった中、ビリャレアルという選択は賢く、理にかなっている。

  • 主な日本人所属のスペインクラブ地図
  • 主な日本人所属のスペインクラブ地図

 ボール保持を前提とし複数の連係で崩していく、スペインのスタイルをストレートに体現するチームだ。伝統的に技術の高い選手を重んじ、FWチュクウェゼ(21)やDFパウトーレス(23)など若手を積極的に起用する土壌もある。今のリーガの中で最も久保の能力を引き出し、伸ばせるクラブだと感じる。かつてC大阪でプレーした元ウルグアイ代表FWフォルランも、才能が開花したのはここで過ごした3年間だった。

 今季所属したマジョルカは戦力的に恵まれず、守備に追われる時間が長かった。得点を決めた2月のベティス戦後の久保の言葉が印象に残っている。「このチームはそんなに簡単にボールを持てない。正直めちゃくちゃきついですし、普通のチームのウィングの倍以上の仕事を求められていると思います」。自陣ペナルティーエリア付近まで守備に戻り、ひと度ボールを奪っても相手ゴールははるかかなた。いい位置に走ってもボールが出てこないことも多かった。その中で圧倒的な評価を手にしたのはさすがだが、もっと前で勝負したいという物足りなさもあった。

 エメリ新監督も献身は要求するが、マジョルカ時代のような過度の守備のタスクからは解放されるだろう。想定されるのは4―4―2の右ウィングか、4―2―3―1のトップ下。前で勝負する回数は増え、今まで以上に持ち味を出しやすくなる。さらなる成長を遂げた時、Rマドリード復帰への扉が開かれる。(豊福 晋)

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