【G大阪】約11か月ぶりのピッチで、痛恨のパスミス…昌子が感じたプレーする喜びと痛み

G大阪DF昌子源
G大阪DF昌子源

 G大阪DF昌子源(27)が5日のルヴァン杯・大分戦で先発し、鹿島時代の18年12月以来となる国内公式戦のピッチに立った。

 フランス1部・トゥールーズで負った右足首の負傷から復帰し、昨年9月以来、11か月ぶりの試合に3バックの中央で先発。絶え間ない指示で守備を組織し、鋭い縦パスやロングフィードで攻撃の起点になるなど、ブランクを感じさせないプレーを披露した。しかし、1点リードの前半35分、自身の不用意なパスミスからカウンターを受け失点。後半19分に足首の状態を考慮して途中交代したが、チームは引き分けに終わり、ルヴァン杯の敗退が決定した。

 試合後、オンラインでの取材に応じた昌子は、海外挑戦を断念する原因となった負傷からの復帰に「感慨深さ、というか嬉しさを感じた。ガンバのメディカル(医療班)をはじめ、スタッフのみなさんに感謝でいっぱいです」と気持ちを表現した。フランスでの負傷から日本での再起を誓ってG大阪に加入。足首の状態は3月には一時は練習試合に出場するまでに回復したが、4、5月の自粛期間のブランクの影響もあり、再びリハビリに。やっとピッチに立つまでに回復したこの日も時間制限付きでのプレーとなったが、試合後にも「今のところリバウンドはない」とほっとした様子もみせた。

 一方でプレー面では、さっそくDFリーダーとしての存在感を発揮。ともに先発した21歳DF松田が、慣れない左センターバックであわてた様子をみせると、すぐに「落ち着け、(周囲と)しゃべれ」と声をかけ、周囲と積極的に言葉をかわしながら守備を構築。攻撃面でも前半3分にいきなりFW宇佐美に距離の長い縦パスを入れ、攻撃のスイッチを入れるなど積極性をみせた。かつてジュニアユース時代。その才能に「絶対かなわない」と感じさせられたという宇佐美とともに、G大阪のユニホームをきてピッチに立ち、能力の片りんは発揮した。

 しかし、一瞬の隙で生まれたミスにより、再起戦を飾ることはできず。「単純に僕のミスです。試合勘は関係ない。相手より僕らのほうがチャンスも多かったのに、相手の1つのチャンスを僕が作らせてしまったのは悔しい」と顔をしかめた。鹿島、日本代表、フランスで数々の経験を成長の糧としてきた27歳は「改めて、一つのミスで失点するポジションだと思い出させてもらった。それを引きずらずにやっていくのが今求められること。この苦い失点でまた成長したい。チームに迷惑をかけたので、それを引きずらず、次の試合では出さない。次はチームを助ける、という気持ちでやりたい」。まだ完全復活とはいかないが、タフに前向きにチームを引っ張る日本屈指のセンターバックが、いよいよピッチに帰ってきた。

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