【特別企画】球団史上6人目となる通算10本目の先頭打者アーチ…坂本勇人2000安打への道 あと83本

2011年4月26日のヤクルト戦で初回先頭打者本塁打を放った坂本勇人
2011年4月26日のヤクルト戦で初回先頭打者本塁打を放った坂本勇人

 巨人の坂本勇人内野手(31)の通算2000安打達成が期待される今季。スポーツ報知では、「坂本勇人2000安打への道」と題して、これまでの勇人の活躍を、当時の記事で振り返る。

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 ◆巨人1―7ヤクルト(2011年4月26日・静岡)[勝]石川 3試合2勝1敗[敗]東野 3試合1勝1敗▼[本]=坂本1号(石川・1回)

 引きつけて、体を鋭く回転させた。初回先頭。坂本はフルカウントから、外角高めの直球を振り抜いた。高々と舞った白球は、左翼席上段に飛び込んだ。「うれしいです。追い込まれてからは出塁するという気持ちでコンパクトなスイングを心がけました」。今季1号ソロ。球団史上6人目となる通算10本目の先頭打者本塁打を、満足そうに振り返った。

 両翼91メートルの草薙球場は、試合前から右翼から左翼方向に強風が吹いていた。ヤクルトがフリー打撃をしている最中、打者が当てただけのような打球が伸び、何度も左翼席に飛び込むのを見て、目を丸くした。右打者に有利な条件だったから、あえて「意識しない。コンパクトに」と自分に言い聞かせた。引っ張る意識があると左肩が開き、打撃フォームが崩れると考え、練習では右翼方向を中心にミートに徹した。

 12日の開幕戦の夜、宿舎の部屋でテレビをつけた。同じ遊撃手、右打者として目標とする西武・中島が、日本ハム・ダルビッシュの外角直球を広い札幌Dの右翼席に運んだ映像に衝撃を受けた。チャンネルを変え、打撃フォームを見直した。翌日、球場で周囲に「見ました? 昨日の中島さん。やばいですよ」と声を弾ませ、打ち方をまねてみせた。「外角は上体が前にいったらダメなんです」と軸回転の大切さを再確認。この日は「中島打法」で外角球をスタンドまで運んだ。

 今年の目標は打率3割。昨年は31本塁打したが、一発にこだわりはない。ここまでコンパクトなスイングで9試合のうち8試合で安打をマーク。打率3割1分7厘と好調を維持している。原監督は「いい滑り出しだったんだけどね」と先頭打者アーチを褒めたが、坂本はチームの敗戦に厳しい表情だった。(片岡優帆)

 [記録メモ] 坂本(巨)が初回表に先頭打者本塁打。09年2本、昨年7本を打っており、これが10本目の初回先頭打者本塁打だ。巨人で初回先頭打者本塁打を通算10本以上放ったのは、

〈25〉柴田勲〈20〉高田繁〈19〉仁志敏久〈12〉高橋由伸〈11〉与那嶺要〈10〉坂本勇人で、坂本が6人目になる。

巨人

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