【栗原恵の目】五輪1年延期も前向きに…同い年・荒木絵里香主将パワーアップ

紅白戦でチームの得点に笑顔を見せる荒木絵里香主将(日本バレーボール協会提供)
紅白戦でチームの得点に笑顔を見せる荒木絵里香主将(日本バレーボール協会提供)

◆バレーボール 日本代表紅白戦 ▽女子 紅組2―1青組(2日・アリーナ立川立飛)

 東京五輪のスポーツ報知評論家陣に、元バレーボール女子日本代表で04年アテネ、08年北京五輪に出場したスポーツコメンテーターの栗原恵さん(36)が新たに加わった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、五輪など今年すべての国際大会が中止となった日本女子代表の紅白戦をオンラインで観戦。今の代表に感じたことを語った。女子は荒木絵里香主将(36)を擁する赤組が勝利。男子は石川祐希(24)=ミラノ=ら赤組が接戦を制した。

 代表合宿に全員がそろってから10日あまりと短い準備期間での紅白戦で、私がまず着目したのは選手それぞれのコンディション。長い自粛期間があり、モチベーションの維持が難しい中、集中力を切らさずに調整を続けてきた結果が、試合に表れていました。東京五輪の1年延期を前向きにとらえていると感じました。

  • 日本女子バレーボール代表紅白戦出場メンバー
  • 日本女子バレーボール代表紅白戦出場メンバー

 試合では、選手それぞれにパワーアップを感じました。石井選手は相変わらずの安定感でしたし、荒木主将は試合のファーストポイントに加え、第1セット終盤でも大事なところでポイントを決めていました。試合のリズムも分かっていて、しっかりチームを引っ張っていました。荒木選手とは同い年で誕生日も近く、私の誕生日にも、北京五輪の時の写真をメッセージ付きで頂きました。12年前を振り返り、感慨深かったです。主将としてもチームを背負う立場。さらにいい一年になってほしいと思います。

 若い新戦力も目を引きました。セッターの関選手は、リーグではミドルを積極的に使う選手という印象。それがこの日はサイドへの素早いセットアップだったり、バックアタックも積極的に使っていて、面白さを感じました。また、吉野選手も冷静にブロックの指先を狙ったアタックを見せるなど、技術の高さを感じました。海外の高いバレーに対抗するには、このような技術力が必要になります。

 東京五輪に向けて、日本は精度とスピード、2つを求めていくことになると思います。1年という時間は負傷していた長岡選手のようにけがの回復にもつなげられるし、若い選手も経験を積める貴重な時間になります。これらを生かし、さらに高みを目指してもらいたいと思います。(スポーツコメンテーター)

  • 現役時代の栗原恵さん(共同)

    現役時代の栗原恵さん(共同)

 ◆栗原 恵(くりはら・めぐみ)1984年7月31日、広島県生まれ。36歳。小学4年からバレーボールを始め、山口・三田尻女(現・誠英)高3年時の2002年に全日本デビュー。04年アテネ、08年北京五輪とも5位。10年世界選手権で銅メダル。19年に現役を引退。187センチ。

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日本女子バレーボール代表紅白戦出場メンバー
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