【兵庫】仁川学院・槙原葵人、白血病から復帰1安打 7回コールド負けも「幸せ」

1回のピンチを併殺で切り抜け、笑顔でベンチに戻る仁川学院・槙原
1回のピンチを併殺で切り抜け、笑顔でベンチに戻る仁川学院・槙原

◆高校野球 兵庫代替大会 ▽2回戦 武庫荘総合9x―2仁川学院=7回コールド=(1日、ベイコム

 兵庫では、急性骨髄性白血病から復帰した仁川学院の槙原葵人(あおと)遊撃手(2年)が1安打を放ったものの、7回コールド負けで初戦敗退した。

 7回コールド負けで、仁川学院・槙原の夏が終わった。急性骨髄性白血病から2月に退院した4番は、5回無死一塁で中前打を放った。「プレーできていることが幸せ。グラウンドに立てていることが奇跡」と、すがすがしい表情を浮かべた。

 昨年9月に病名を告げられた。同12月には「今まで見たことがないぐらいの足の細さでショックが大きかった」という。抗がん剤の副作用で40度以上の高熱が5日間も続いた。その直後に、報徳学園や関西学院の選手に加え、プロ選手からの動画メッセージが届いた。

 中尾和光部長(41)は、急性白血病を克服したサッカーJ2新潟のDF早川史哉のSNSを通じて「まずは1人の人間として元気になる。そのことが一番大事なことだと思っています」という返信をもらい、知人を介して動画も送られた。辻元伸一監督(45)は、知人にオリックス・吉田正尚の動画を依頼。「早く治して、楽しい野球をまた頑張ってください」と、激励された。

 槙原は入院が長かったため進級できず、規定で今夏が最後の公式戦になる。「野球があったから、最後の大会に出てやろうという気持ちがあったから乗り越えられた。最後に3年生と野球ができて本当に幸せ」。心の支えになっただけでも、代替大会が開催された意義があった。(伊井 亮一)

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