【巨人】岡本和真、初の満塁弾…すさまじい破壊音、キング独走の14号

6回1死、14号満塁本塁打を放つ岡本(カメラ・生澤 英里香)
6回1死、14号満塁本塁打を放つ岡本(カメラ・生澤 英里香)

◆JERAセ・リーグ 巨人11―3広島(1日・東京ドーム)

 巨人が多彩な攻撃で広島に大勝した。3回に浅い左飛で三塁走者の丸がタッチアップするなど積極走塁で主導権を奪い、6回には岡本が自身初の満塁弾でトドメ。16年から3連覇した広島のお株を奪う“スピード&パワー”で圧倒した。投げては左太もも裏の張りから復帰した田口が7回2失点で2勝目。チームは天敵カープに6勝1敗1分けとし、2位ヤクルトとは4・5ゲーム差に広げた。

 すさまじい破壊音が響き渡った。小さな弧を描いた岡本の打球は、無人の左翼席にぶち当たった。打球速度は衰えることなく、あっという間にフェンスを越えた。「追加点が取れたことがよかったです」。5点リードの6回1死満塁。ケムナの外角スライダーを捉え、キング独走の14号をマーク。とどめを刺すプロ初のグランドスラムを放ったが、「特にない」とあっさり。喜びに長く酔いしれないのが岡本らしかった。

 チームではセ・リーグで今季“最遅”の満弾だ。原監督は「まあこれからたくさん積み重ねるでしょう」と主砲のさらなる満弾を期待した。岡本は2回先頭では得点につながる右中間二塁打を放ち、マルチ安打。打率は3割8厘で、リーグ2位の37打点。打撃3部門で好位置につけている。

  • チーム別の満塁本塁打

    チーム別の満塁本塁打

  • 巨人4番で打った満塁弾
  • 巨人4番で打った満塁弾

 プロ初の満弾を放ったこの日も、今季7度の勝利打点をマークした時も、笑顔を見せるのは一瞬だけ。コメントも淡々。今も忘れられない大きな挫折が胸にあるからこそ、目の前の結果に一喜一憂しない。

 「小中高と練習がきつくて、辞めたいなと思ったことはもちろんあった。でもプロに入ってから、1軍で活躍するまでの期間。それが今までで一番きつかった」

 高校通算73本塁打の鳴り物入りで14年ドラフト1位で入団したが、プロの厳しさを痛感。小学生の時は毎日500スイングと厳しい練習を自らに課したが、1軍に立てないことが何より苦しかった。18年にレギュラー定着するまで主戦場はファーム。休日返上練習も結び付かず、時間はかかった。やってもやっても成果が出ない日々も「気持ちの部分でダメかなと思うと、ダメ。自分が打てないと勝てない」と言い聞かせた。

  • 2回無死二塁、ウィーラーの中前安打で生還する二塁走者・岡本

    2回無死二塁、ウィーラーの中前安打で生還する二塁走者・岡本

  • 岡本の打点別本塁打
  • 岡本の打点別本塁打

 チームは先発野手全員安打で爆勝。15年から5年連続負け越している天敵・広島に6勝1敗1分けとし、13年以来7年ぶりの5連勝を飾った。4番・岡本は7月30日のDeNA戦(東京D)には初の看板弾を放ち、8月に入っても勢いは止まらない。周囲から「岡本様」と言われても本人は知らぬ顔。「また打てるように頑張ります」。らしく、すぐに次戦を見据えた。(小林 圭太)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
試合詳細
6回1死、14号満塁本塁打を放つ岡本(カメラ・生澤 英里香)
チーム別の満塁本塁打
巨人4番で打った満塁弾
2回無死二塁、ウィーラーの中前安打で生還する二塁走者・岡本
岡本の打点別本塁打
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