米国でTikTok禁止…ITジャーナリスト・井上トシユキさん「日本でも情報流出も」

ITジャーナリストの井上トシユキ氏
ITジャーナリストの井上トシユキ氏

 トランプ米大統領は7月31日、若者を中心に人気の中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の利用を「禁止する」と述べた。安全保障上の懸念が理由とみられる。世界的人気のアプリをやり玉に挙げて対中圧力を一段と強めた。

 日本でも若者を中心に人気の「TikTok」。米国に追従し、国内で使用禁止になる可能性について、ITジャーナリストの井上トシユキさんは「(禁止する)法的根拠がないので、可能性としては低い」とみている。

 米国が懸念している情報流出については「投稿映像を見ているだけでは、不安はほとんどありません」。ただ、メッセージ機能を利用した際にウイルスに感染し、スマートフォン内の情報を抜かれたり、投稿映像の背景などから個人を特定されたりするケースは否定できないとした。

 運営企業が中国政府から情報提供を求められることも想定され「その場合は、情報が当局に渡ってもおかしくないと思っていた方がいいかもしれません」とした。

 利用者は10代が圧倒的に多いことから「スマホを仕事に利用しているわけではないので、ウイルスに対する意識が低いのも問題ですね」。一方で、この世代は移り気であることから「同様の機能を持つアプリがあれば、すぐそちらに移行することも十分考えられる」とも指摘。TikTokの利用禁止を呼び掛けることが別のアプリに移行する後押しになる可能性もあると分析している。

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