御嶽海、自力V残った「最後に笑いたい」照ノ富士下してともえ戦も勝つ

琴恵光(手前)をすくい投げで下した御嶽海(カメラ・矢口 亨)
琴恵光(手前)をすくい投げで下した御嶽海(カメラ・矢口 亨)

◆大相撲七月場所14日目 ○御嶽海(すくい投げ)琴恵光●(1日・両国国技館)

 両関脇が史上最大の逆転Vへ望みをつないだ。御嶽海は平幕の琴恵光をすくい投げで下して3敗を死守。同じく3敗の正代も、1敗でトップの幕尻・照ノ富士を寄り切って1差に接近した。千秋楽は御嶽海が2敗の照ノ富士戦、正代は3敗の新大関・朝乃山に挑む。お互いに勝って、1994年春場所(曙、貴ノ浪、貴闘力)以来となる3人による優勝決定ともえ戦に臨む決意だ。

 御嶽海の自力優勝の可能性が復活した。1敗だった照ノ富士が目の前で敗れ、臨んだ一番。初顔の琴恵光に右を差され攻め込まれたが、終始冷静だった。回り込んだ土俵際で右のすくい投げを決め、3敗を守った。「しっかり相手を見られていた。土俵際も落ち着いていたのでよかった」。負ければ脱落だったV戦線に踏みとどまった。

 13日目終了時点でトップと2差あった。15日制が定着して以降、残り2日で2差逆転しての優勝は過去に例がない。千秋楽で2敗の照ノ富士に勝てば3敗力士による優勝決定ともえ戦となるが、自力で史上初の逆転Vを達成できるのは御嶽海だけ。逆に負ければ照ノ富士に賜杯を譲る、大一番となる。

 元大関の照ノ富士とは過去3勝4敗と分は悪い。だが、今場所の御嶽海は付け人が「闘志を出しながらも守りもできてる」と明かす強さと安定感がある。優勝決定戦も昨年の秋場所で経験しており、当時は関脇・貴景勝を破って2度目の賜杯を抱いた。関脇以下で3度の優勝となれば、これも史上初の快挙。「しっかり自分の相撲を取って、最後に笑いたいと思います」。重圧のかかる一番でこそ、御嶽海が真価を発揮する。(大谷 翔太)

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