8月1日の札幌5R、2歳新馬(芝1500メートル、9頭立て)は、単勝4番人気のオパールムーン(牝、栗東・昆貢厩舎、父ヴィクトワールピサ)が中団追走から叩き合いを制して、デビュー勝ちを決めた。なお、1番人気のユキノフラッシュ(牡、栗東・牧田和弥厩舎、父エイシンフラッシュ)は出遅れが響き、4着だった。勝ち時計は1分29秒4。
オパールムーンは道中、中団で脚をためての追走。直線で前が開いてからの反応は俊敏で、最後まで力強い伸び脚を繰り出し、内のヴァーチャリティとの叩き合いを首差制した。
騎乗した横山典弘騎手は「新馬向きの血統で、調教通りだった。テンションが高いところがあるので、無観客競馬は一番いいシチュエーションだった。その辺が(これから)うまくいけば」と指摘した。
同馬の半兄は今年の鳴尾記念(4着)を最後に10歳で引退したサイモンラムセス(父ブラックタイド)で、今年のブリーズアップセール出身馬。昆貢調教師は「いらいらするところはあるけど、冷静に走ってくれました。馬群でも我慢して、しっかり反応もしていた」と振り返っていた。今後は未定。