【巨人】原監督「宮本コーチの教えのたまものでしょう」鉄壁リリーフの裏にある練習改革

プロ初勝利となった大江(中央)を祝福する中継ぎ陣の(左から)鍵谷、高梨、(1人おいて)大竹、中川(カメラ・橋口 真)
プロ初勝利となった大江(中央)を祝福する中継ぎ陣の(左から)鍵谷、高梨、(1人おいて)大竹、中川(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 巨人2―1広島(31日・東京ドーム)

 1点差をブルペン陣で守り切った。原監督は計4回2/3を無失点リレーの救援陣に「全員が良かったです」と賛辞を贈った。先発・畠が危険球退場の後、鍵谷から大江、大竹、高梨、中川が完璧投球。リリーフ登板5投手全員がヒーローインタビューに呼ばれ、ファンから盛大な拍手が送られた。

 快投の畠が2―1の5回1死、会沢に頭部死球。全く準備していなかったという鍵谷が、数球で肩をつくって登場した。最初の打者、堂林の遊ゴロを坂本が好守。田中広を空振り三振に抑えた。「畠がいい投球をしていたので。勇人さんの守備にも助けられました」。6回から大江にバトンタッチし、そこから救援陣が1回ずつゼロを並べた。

 今季、巨人のリリーフ防御率はリーグ1位の3・26。四球で自滅する場面が少ない。原監督は「それは宮本コーチの教えのたまものでしょう」とした上で「ややもすると四球を出したら投手を代えてくれるかな、という人もなきにしもあらずだからね。そういうのは全くない、強い精神を持っているリリーバーたちだと思いますね」とたたえた。

 安定感の裏には宮本投手チーフコーチの改革がある。若手が今年から、試合前にグラウンド上の平地で行うキャッチボールの割合を減らし、ブルペンで投げる練習を積極的に導入している。「お金は傾斜に落ちている!」という同コーチいわく「ブルペンキャッチボール」。実戦と同じ傾斜で投げることで「試合のための練習」とし、制球力向上につながっているという。

 過密日程で首脳陣はコンディション管理にも細心の注意を払う。原監督は「リリーフは過酷な部分もある」と自ら練習中に投手陣のもとに足を運び、体調確認などコミュニケーションを取ることもある。適度な休養も設けながら柔軟に起用。その中で宮本コーチが「OTT」(オット)とも「TOT」(トット)とも呼ぶ、開幕1軍にいなかった高梨、大江、田中豊の“新戦力”台頭で層は厚くなった。

 試合後、原監督は4回に4安打2得点した攻撃陣に「あれを褒めるのか、あるいはステップアップの材料にするのか。俺は後者だね! 明日からの呼び水にしてほしい」と奮起を促すことも忘れなかった。投打、全員で助け合う。今年の原野球の象徴のような2―1の接戦を制し、7月を締めくくった。(片岡 優帆)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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