朝乃山、新大関Vへ痛恨黒星…連勝で望みつなぐ

照ノ富士(左)に寄り切りで敗れた朝乃山(カメラ・清水 武)
照ノ富士(左)に寄り切りで敗れた朝乃山(カメラ・清水 武)
優勝争い残り2日の対戦予想
優勝争い残り2日の対戦予想

◆大相撲七月場所13日目 〇照ノ富士(寄り切り)朝乃山●(31日・両国国技館)

 新大関の朝乃山が、同じく1敗の幕尻・照ノ富士との新旧大関対決に敗れ、優勝争いから一歩後退した。31日から一人横綱・白鵬が右膝の負傷により休場し、2横綱1大関が不在。出場番付最高位となった新大関は、残り2日間の連勝で逆転Vへ望みをつなぐ。単独トップの照ノ富士のほか、栃ノ心、高安、琴奨菊の平幕の元大関4人全員の勝ち越しも決まった。

 痛恨の黒星だ。朝乃山は初顔の照ノ富士との新旧大関対決。立ち合いは狙い通り左上手を取り、がっぷり組んだ。しかし投げを打った際、その上手を切られた。すかさず相手に左上手を取られて劣勢。土俵際の右下手投げも不発に寄り切られた。勝ち誇る元大関とは対照的に、花道を引き揚げる新大関の沈んだ表情が際立った。

 優勝の行方を占う大一番に八角理事長(元横綱・北勝海)は「立ち合いの左上手の取り方だね。防戦一方だった」と指摘。日頃から取材に前向きに答える朝乃山だが、この日は今場所初めて報道陣への取材に応じず。値千金の白星を逃したショックの大きさを物語っていた。

 それでも、故郷・富山は新大関Vを信じている。以前から家族で通う地元の和菓子店「くれは製菓」では、似顔絵入りの「朝乃山どら焼き」の売上が春場所前から約3倍に急増。母・石橋佳美さんの出身地・氷見市の「道の駅」では好角家で女優・紺野美沙子発案の「横綱がブリ寄りうどん」が販売され、初日は注文の9割を占める盛況ぶりだった。

 富山市内の県道沿いには場所前に活躍を願い、大関昇進の口上で用いた「愛と正義」ののぼり旗が立った。設置した長谷川敏博さん(69)は「横綱になれば、新しい口上でまた作れる」と笑顔。地元は富山109年ぶり太刀山以来の横綱誕生を待ち望んでいる。

 2敗・白鵬の休場で2横綱1大関が不在となり、番付最高位に。賜杯争いでは一歩退いたが、昭和以降7人目の新大関Vの望みは絶たれていない。残り2日間、執念の連勝で逆転Vへ―。主役の新大関は最後まで諦めない。(竹内 夏紀)

取組結果
照ノ富士(左)に寄り切りで敗れた朝乃山(カメラ・清水 武)
優勝争い残り2日の対戦予想
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