【静岡】島田商、復活の主砲・田中逸暉「意地見せる」

シート打撃で快音を響かせる島田商・田中
シート打撃で快音を響かせる島田商・田中

 夏季静岡県高校野球大会は1日、草薙、清水庵原の各球場で準々決勝4試合を行う。島田商は初の4強入りを目指す浜松開誠館と対戦。大会前に右手親指を骨折した主砲・田中逸暉外野手(3年)が大一番で復活を誓った。今大会18イニング無失点と絶好調の相手エース・長屋竣大(3年)を打ち崩し、3年連続のセミファイナルに駒を進める。

 島田商の頼れる男が主役に躍り出る。昨秋は3番を任されていた田中だが、6月下旬に右手親指を骨折。7月11日の1回戦後からようやくバットが振れるようになったが、今大会は代打などで2打数無安打にとどまっている。「野球以外の場面でのケガでチームに迷惑をかけた。ずっともどかしかった」。雨天により準々決勝が1週間延期され、痛みはほぼ解消。打撃練習では快音を響かせている。

 チームは3回戦まで3年生主体で戦ってきたが、池田新之介監督(43)は「(この先は)甘くない。力のある者にこだわろう」と4回戦からベスト布陣に切り替えた。だが一部主力が万全ではなく、故障明けの田中が中軸に座る可能性も十分ある。「本来はクリーンアップの打者。活躍してほしい」と指揮官から指名され、「3年生の意地を見せたい」と腕をぶした。

 浜松開誠館とは昨秋の練習試合で11―1。だが池田監督は「チーム状況が違う。参考にならない」と断言する。最速146キロの相手エース・長屋は今大会18イニング無失点、27三振を奪っている。指揮官は「色んな攻撃パターンを用意してきた。すかしていきますよ」とニヤリ。強打と見せかけ小技、小技と見せかけ強打と揺さぶりをかけて崩していくという。田中も「相手を惑わせる野球をしていきます」と嫌らしい攻撃を予告した。

 一昨年は決勝で常葉大菊川に5―6で惜敗。昨年は準決勝で駿河総合に4―7で敗れた。「優勝まであと少しの所まで来てる。“三度目の正直”を狙います」。1929年創部。伝統校の誇りを胸に秘め、剛腕を打ち破る。(武藤 瑞基)

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