「半沢直樹」、平成ドラマ1位の前作最終回視聴率42・2%更新の可能性十分…芸能記者が本音トーク

日曜劇場「半沢直樹」の一場面
日曜劇場「半沢直樹」の一場面
「半沢直樹」人物相関図
「半沢直樹」人物相関図
「半沢直樹」世代別視聴率と同時間帯2位の視聴率
「半沢直樹」世代別視聴率と同時間帯2位の視聴率

 スポーツ報知芸能記者が本音トークを繰り広げる「言いたいHo!題」。今回のテーマは、19日にスタートしたTBS系日曜劇場「半沢直樹」(後9時)を扱います。初回は平均世帯視聴率22・0%、26日放送の第2話は22・1%と、7年前の前作を上回る見事なスタートダッシュを決めました。2013年の前回放送・最終回で記録した平成のドラマ歴代1位の42・2%超えはなるのか。待望の“続編”の魅力を語ります。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

 A「7年ぶりの『半沢直樹』が好スタートだね」

 B「前作は最終回で平成ドラマ最高の42・2%を記録した“オバケ番組”だったけれど、初回は大台の20%超え。22・0%発進でした」

 C「第2話は22・1%。これはNHK連続テレビ小説『エール』と並ぶ今年のドラマ1位タイの数字です」

 B「世代別の視聴率でも初回は全世代で同時間帯トップ。第2話も『男女4~12歳』は惜しくも僅差の2位となったが、他は圧倒的な1位。驚くべき数字です」

 A「ドラマは若者向けや、高齢者向けなど作品によって視聴者が限定される傾向があるけれど、サラリーマンのドラマが子供たちにも受け入れられているって、純粋にすごい」

 D「毎分の視聴率を見ても大きな上下がなく“高止まり”している」

 B「前回の7年前はTBS担当で、視聴率が右肩上がりだったので、翌日の視聴率発表が怖かったのを思い出しました。単なる数字だけでなく、『倍返しまんじゅう』が売れているとか、取締役会のロケ地『学士会館』に人が殺到しているとか、波及する記事を書きました」

 A「7年ぶりと間が空いたけれど、前作との違いは?」

 E「前作以上に、演者のアップのシーンが増えた印象がある」

 C「7年ぶりだったけれど、驚くほど出演者が老けていない。半沢も若い。銀行の部長クラスだと40代中盤で堺(雅人)も47歳だけど、半沢のスーツの着こなし、革靴の先端のとがり具合は若者仕様。女性層から人気がある一因かもしれない」

 F「池井戸作品といえば、カメラをにらみつける演出が特徴。今回も健在でうれしかった。ストーリー展開を含めて一種の様式美というか、歌舞伎俳優など伝統芸能の人がメインキャストなのもその部分に親和性がある」

 B「アップのシーンでは顔圧が強いけれど、演者の技量が高いから、より迫力、説得力が増している。技量がないと、単なる顔芸になってしまう」

 C「伊佐山(市川猿之助)、大和田(香川照之)が目をひんむき、口も大きく開ける。これでもかというくらいに視聴者の不快指数を上げてくる。歌舞伎俳優の演技力の高さを証明している。声の出し方が違う、相当鍛えていないとあの腹式呼吸はできない」

 B「不快指数があがる分、陰謀が暴かれて溜飲(りゅういん)が下がる時は本当に気持ちいいね」

 E「歌舞伎の『見得(みえ)』を切るような演技は、歌舞伎俳優ならでは。まるで時代劇のようだという声も上がっているけれど、勧善懲悪なストーリーに彼らの演技が加わることで、より時代劇っぽく感じるのでは…」

 A「敵役ばかりではなく、堺の演技もすごいと思う。静の堺、動の猿之助という簡単な構図に見えるけど、堺の怒りを押し殺す様子や、堪えてマグマをためる描写は、ただの勧善懲悪ではなく、我慢強い日本人の気質に合っていると思う」

 B「自分も半沢のようなマグマを抱えて仕事をしないといけないなと自戒するけれど、そういえば、堺と菅野美穂の結婚のニュースを抜かれた時の早朝は、自分もあんな顔をしていたんだろうなと変なことまで思い出したよ」

 C「歌舞伎だけでなく、演劇畑の俳優も積極的に起用しています。『電脳雑伎集団』の社長の土田英生や、東京セントラル証券から東京中央銀行に返り咲いた諸田(池田成志)は演劇界の若手にとっては神様みたいな存在。本当にぜいたくです」

 E「濃厚な男たちのシーンが多いから、半沢と妻・花(上戸彩)のシーンは清涼剤になっている。上戸の絶妙の演技は癒やし効果大だ」

 D「女性キャストの見どころをもう少し作ってほしい。上戸、井川遥、今田美桜は全員サポート役で、銀行は男社会であると改めて感じさせられる。原作があるものだからしょうがないですかね」

 D「原作といえば、今回の原作には大和田が登場していないので、どうなるかと思っていたけれど、違和感なく、うまく絡めて出演していた。原作の雰囲気を損なわない、アレンジの巧みさがある。原作にない女性陣の印象的なシーンがこれから出てくるかも」

 A「最近の傾向としてSNSで盛り上がることで波及効果が出る。『#半沢直樹』が一時、世界トレンド1位になった」

 F「第1話で大和田がでかいテーブルの上にスマホを放り投げたシーンで、どうやってスマホを取るんだ?って思っていたら、ネット上で大喜利状態になっていて笑った! 四つんばいでテーブルに上がって取りにいくシーンを想像してしまった」

 E「撮影スタッフの遊び心もすごい。第2話で三木(東京03・角田晃広)がロッカーを開く時の暗証番号が「1003」だったり。半沢のパソコンに「湯浅社長(伊勢島ホテル)新規ホテル プレオープン【ご招待】」のメール着信があったり、前作を見た人が喜ぶ仕掛けがあった」

 B「諸田のメールに『帝国重工』からの着信があったり。池井戸作品の『下町ロケット』を想起させてくれたり、東京セントラル証券の株価の電光掲示板に『佃製作所』(下町ロケット)、『青島製作所』(ルーズヴェルト・ゲーム)、『トキワ自動車』(ノーサイド・ゲーム)が出てきた時はうれしかった」

 C「そんなシーンありましたっけ? 実は第1話を録画予約していたんですが、ハードディスクが家族のデータで空きがなく、録画できなかったんです。TVer(ティーバー)で見逃し配信でチェックしようとしたら、まさかのダイジェスト版のみ。それでも展開は分かりました」

 E「それは残念。リアルタイム視聴は難しくて、Tver頼みの俺たちにとっては死活問題だな。せっかく繰り返し視聴して楽しむ『小ネタ』が満載なのに」

 A「第2話までは前作を超える視聴率だった。最高視聴率更新の可能性はあるかな」

 B「年々、ドラマの視聴率が低下していることもあって、難しいけれど十分可能性はあると思います」

 C「そうなったら前作以上に『半沢―』の記事を書くことになりそうだ。早めに準備をしておかなくては」

日曜劇場「半沢直樹」の一場面
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「半沢直樹」世代別視聴率と同時間帯2位の視聴率
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