埼玉独自大会7回制、どう戦う? プロ注目の浦和実・豆田、自粛期間中にさらなる成長…土居監督「150キロに行けば、と思っています」

監督の信頼も厚い浦和実・豆田
監督の信頼も厚い浦和実・豆田

 新型コロナウイルスのため、夏の甲子園とともに中止になった都道府県大会に代わる独自大会で、7イニング制を採用する県がある。練習期間が短く、体力に不安を抱える選手への配慮が主な理由で、全国有数の激戦区・埼玉も、その一つだ。どのチームにとっても未知の戦い。プロ注目の豆田泰志投手(ともに3年)を擁し、1点を守り抜く野球を目指す浦和実にスポットを当てた。(浜木 俊介)

 低めのストレートが、ホームベース上で伸びてくる。浦和実・豆田の最大の武器だ。「回転数が多く、ギュイーンと浮き上がる感じ。『このようなボールを投げる投手は、そうはいない』とスカウトの方も言ってくれるんです」と土居健太監督(29)は誇らしげに言った。

 昨春、2年で主戦としてマウンドに立ち、県大会準優勝。夏の4回戦では、センバツ優勝の実績を持つ名門・浦和学院を2安打で完封した。最後の“夏”。1年前は143キロだった最速が、7月上旬の練習試合で146キロに伸びた。「厳しい状況で、前向きに練習していました。元々、自主性がある上に負けず嫌い。そこに磨きがかかった感じです」。新型コロナウイルスによる自粛期間中での成長を、土居監督は認める。

 攻撃機会の少ない7イニング制の大会。絶対的エースの存在感は、一層大きくなる。「早く点を取りたいですね。(チャンスで)取りあえず打たせようというのではなく、場面によってはセーフティースクイズをしたり、1点でもいいから先制した方が…」と話す土居監督は、豆田のさらなる進化を“予言”した。「本番になってアドレナリンが出たら、もっとスピードが増すし、もっと集中して投げ分けができるでしょう。150キロに行けば、と思っています」

 埼玉の独自大会は、東西南北の地区大会を勝ち抜いた4校が、埼玉西武ライオンズの本拠地であるメットライフドームで準決勝、決勝を行う。豆田は「同じ(南部)ブロックの美又投手(浦和学院)を意識しています」と言った上で「花咲徳栄(北部地区)と戦いたい」と闘志を燃やした。1番に座るであろう井上に対しては「打順が多く回ってくるだろうから楽しみ」。プロ注目の2人が埼玉球児の憧れの舞台で雌雄を決するシーンは、想像するだけで楽しくなる。

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